この子、彼氏じゃなくて夫です【松野千冬】

しゅきぴ47 ページ48

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数分後、あの男女はいなくなっていった。

私たちは存在を空気にしてあいつらが去る時も隠れてたから、多分バレてはいないと思う。

金輪際私の目の前に現れてほしくない。名前覚えたかんな。


でも、彼らは千冬くんに変な影響与えてたらしく。



「A、試しにご飯にする？っていうくだりやって」

『試しにって何？』

「いいから」



力でねじ伏せられ、3、2、1、きゅーってカウントダウンし始める千冬くん。


なんだなんだぁー、おもしれーことに…じゃない。
急になに。
千冬くんの圧がすごいので挑戦してみるしか選択肢なかった




精一杯のかわいさを出して、にこっと笑う。
何この苦行。



『おかえり千冬くん。ご飯にする？お風呂にする？それとも…、』



急に恥ずかしくなっちゃって、このセリフの1番大事なところで止まってしまう。

千冬くんがワクワク楽しそうに見てるので春海A、今日イチの根性を出した。



『、わ…わたし、…ッ…私にする、…？』

「…ご飯食う」

『うおそうきたか』



途切れ途切れでも頑張った私を見ながら千冬くんは悪い笑顔を向けてくる。

またこの顔…いっつも意地悪してくるのなに



『せっかく言ってやったのにばあか。もう一生やんない』



反対方向を向くと、ふわって千冬くんの香りに包まれる。
背中側に体温を感じ、彼が後ろから抱きしめているのだと察した。



「んじゃ、Aにする」



低音ボイスが耳に囁かれ、背中がゾクゾクって何かが走るような感覚。



、この声ほんとズルい。



心地いいけど、何故か私に何かを囁くと体が反応してしまう。
囁かれるといっつも顔に熱が集まって涙が出てきちゃうんだ。



「やっぱ帰ってきたら嫁で充電だろ」

『…かっこいいのむりしぬ…！！！』

「いきろ」



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最近文章が上手く書けないのしぬ…( ; ; )
更新頻度下がっててすみません…！！

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