この子、彼氏じゃなくて夫です【松野千冬】

しゅきぴ27 ページ28

『て、てか！！千冬くん前準備いるって言ってたじゃん！』

「うーん、Aかわいいからいいかなって」

『ちょっと！！』



真剣に怖くなってきた。この場所に平和は無いのか？



場地さんの後ろに隠れていたけどいつの間にか2人に挟まていた。

見た目とか身長とかの怖さじゃなくて、千冬くんに首をさすられていて何故か場地さんには髪を触られていて、周りを寄せ付けない謎の威圧感が怖い。

ひぇ、千冬くんに関してはいつもホワホワしてたから2倍怖い…




「コイツ千冬の好きそうな下着着てたけどよ、女子もそういうこと考えるのか？」

『ちょ、？！なんで、』

「ア？オマエが薬盛られて襲われてるから助けてやったの誰だ？」

『…場地さん…』




そうだ。あの時、田中にボタン外されて…前があいた状態でこの人が現れたんだ。

反撃したいけど、出来ない。
見たくなくても見てしまったという理由(言い訳)があるから…



「俺は見たくねえことはないが理由あるから許されるけど、オマエ狙ってるやつ多いから気をつけろよ」

『ちょっと待って私の耳がおかしかったのかな』



この人普通の人かと思ってたら違った。
そこはかとなく総長みを感じる…



「Aスカート短いし、ボタンはあけるし。無防備過ぎ」

『…だってこの学校スカート長いし、』

「校則は守らなくても千冬則は守れ」

『千冬則ってなんかかわいい』


てかなにそれ

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