先 生 、好 き で す 。【俺スカ】

#仲良い ページ43

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｢何かさ、最近Aと明智仲良いよな｣


｢え、そう？｣


｢それ僕も思ってた。距離感近いなぁって｣



ある日の昼休み。屋上でいつも通り皆とご飯を食べていると急にそんなことを言われた。まぁ、強く否定はできないから適当に流す。



｢んー、明智くんがよく話しかけてくれるから、一緒にいること多くなったのかも｣


｢え、明智が？珍し...アイツ女子そんな好きじゃないのに｣


｢そーなの？全然そんな風には見えないけど｣


｢...もしかして明智、Aの事好きなんじゃないかしら？｣


｢っ、何言ってるんですか！それは絶対ないから！！｣



ノリノリで話に入ってくるのぶおに驚きつつ首をぶんぶん横に振る。うん、ありえない。あの明智くんに限ってそんなこと絶対ない。



｢何でそんな焦ってるんだよ｣


｢だってあの明智くんだよ？変な誤解されたら他の女子にころされる｣


｢何か女子の闇を聞いた気がする...｣



そう苦笑いを浮かべる若林くん。最近若林くんが可愛くて仕方なくてまた口を滑らせるところだった。危ない危ない。



｢でもお似合いだと思うけどなぁ、明智とA｣


｢え、東条くん本気で言ってる？｣



私が田中先生好きなこと分かってるよね？？何でそういうこと言うんだろ。...そう言えば田中先生全然喋ってないな。

そう思いチラリと目線を向けるとバッチリ目が合う。すぐに逸らされちゃったけど。



｢まぁ、美男美女カップルで絵にはなるかなって｣


｢残念、私は美女じゃないからなりません｣


｢いや、Aちゃんは十分美人だと思うよ｣


｢私も若林と同じ意見｣


｢俺も｣



そう言うと3人は目線を田中先生に向ける。それに気付いた先生は気まずそうに私を見てぽつりと呟く。



｢...まぁ、俺もそう思う、かも｣



私の顔が真っ赤に染まり、隣にいた東条くんに肘でつんつんされてからかわれたのは言うまでもない。






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