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#結果とご褒美 ページ18

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「先生先生先生っ!!」


「え、あ、青木!?どうしたんだよそんなに慌てて...」



廊下を一人で歩いてる田中先生を見付けた私は先生の元へ全力疾走。乱れた息を整えながら、バッと先生の前で紙を広げる。



「み、見て!5位だよ5位!!」


「...ほ、ほんとだ...頑張ったな青木!」



そう、私は無事にクラス順位で5位を取ることができた。去年は下から数えた方が早かった私がここまで伸びたのは自分で言うのもあれだけど凄い。
先生は自分のことのように喜んでくれて、それが私も嬉しかった。



「んふふ、先生からご褒美貰うために頑張りました!」


「あーそうだった、ご褒美な...何が欲しい?」


「...そう言われると悩む...」



何が欲しい、っていうのは決めてなかったし。先生から何かが貰えるってだけで嬉しいもんね。

先生はうーん...と唸りながら腕を組む。その姿すら絵になってる、ほんとにかっこいい人。



「...あ、そうだ。これとかどうだ?」



そう言って先生はポケットから何かを出す。それは見たことも無いクマのキャラクターのキーホルダーだった。



「何ですかこれ」


「お茶買ったら付いてきたんだけど、俺はこういうのいらないし...それにほら、ちょっと青木に似てる」


「え、似てないでしょ!」


「似てるだろー。この目がくりんとしてる感じとか、可愛い」


「かっ、かわ...っ!?」



可愛い。確かに先生はそう言った。いや多分本人は無自覚で言ってる。現に今、ん?と不思議そうに首を傾げてる。



「まぁこれでご褒美になるのかは分からないけど...」


「な、なります!十分です!」


「そうか?じゃあ、はい」



先生からキーホルダーを受け取ってじっと眺める。...目がくりんとしてて可愛い、か。



「...んふふ、先生、ありがとうございます」


「うん、?何か嬉しそうだな。これそんなに気に入った?」


「そりゃあもちろん、先生から貰ったものですから」



ニコニコ笑ってそう言えば、先生は何だそれ、と気の抜けた笑みを浮かべる。

その顔好きだな、なんていつか言える日が来るんだろうか。そう思いながらもう少しだけ先生と話して教室に戻った。






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- 桐山漣くん本当にかっこいいですよね、ぜひテニミュをご覧下さい。 (2020年8月21日 0時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
まるる。(プロフ) - のりぴーさん» コメントありがとうございます!読んでいただけて嬉しいです...!更新頑張ります!! (2019年6月3日 20時) (レス) id: 96c7a89dfd (このIDを非表示/違反報告)
のりぴー(プロフ) - 初めまして!面白くて全部読んじゃいました!笑 先生に片思いしてる主人公と主人公に興味のあるメイン3人辺りの関係がとても素敵です!更新頑張って下さい! (2019年6月3日 14時) (レス) id: b1332d8c7b (このIDを非表示/違反報告)
まるる。(プロフ) - 雪柳.さん» コメントありがとうございます! 神作品だなんて勿体ないお言葉ありがとうございます...これからもよろしくお願いします!! (2019年6月2日 22時) (レス) id: 96c7a89dfd (このIDを非表示/違反報告)
雪柳.(プロフ) - 初めまして!吉沢さんの小説を書いている雪柳と申します!田中先生の小説が見当たらなくて自給自足しようかと考えてた時にまるる。さんの作品に出会いました。神作品でこれからも一読者として応援しています! (2019年6月2日 11時) (レス) id: 6f46d7d183 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるる。 | 作成日時:2019年5月26日 10時

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