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それからしばらく経ったある日の事。


いつもの様に三橋くんと一緒に帰ろうとするも、気がついたら彼は隣にいなかった。どこ行ったんだろ。

まぁ急にいなくなるのはそんなに珍しい事じゃないから1人で下駄箱へと向かう。1人で帰るのも寂しいし、理子ちゃんが降りてくるの待っとこうかな。


そう思いながら靴を履き替えていると、伊藤くんに大きな声で名前を呼ばれた。



「い、伊藤くん、どうしたの?そんなに焦って...」


「っ、Aちゃん、三橋がどこにいるか分かる?!」


「え、分かんない...急にいなくなったから」


「そっか...ごめんね急に変なこと聞いて」


「大丈夫だけど、三橋くんがどうかしたの?」



そう言えば伊藤くんは分かりやすく目線を泳がせる。教えてよ、と強く言えば渋々と言った感じで伊藤くんは口を開いた。



「実は...昨日開久の奴らと喧嘩してさ、三橋がボコボコにしたんだけど、アイツら覚えてろよ!!って言ってたから、また喧嘩ふっかけてくんじゃねぇかな、って」


「そんな...私、三橋くん探してくる!!!」


「あっ、ちょっと!Aちゃん!!」




開久と喧嘩、それに伊藤くんはアイツらって言ってたし、きっと大人数で三橋くんを襲ってくるに違いない。

いくら三橋くんでも何人もの開久に襲われたら怪我しちゃう。それは絶対嫌だ。

私が行ったところで大した力にはなれないだろうけど、それでも三橋くんを助けたくて、息が苦しくなっても走り続ける。



そんな中見つけた。

路地裏に倒れた、金髪頭を。






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ソウ - はじめまして!ソウです!読ませていただきました!めっちゃ面白かったです!これのおかげでまた今日から俺は大好きになりました!ありがとうございます!!( ≧∀≦)ノ (2019年8月21日 20時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるる。 | 作成日時:2019年4月30日 14時

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