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とある日の放課後、下駄箱に行くとそこには伊藤くんがいた。



「伊藤くん、」


「お、Aちゃん。...あれ、三橋は?」


「どっか行っちゃったの」


「またか...アイツもよくAちゃん置いて帰るよな」



そう呆れたように笑う伊藤くん。相変わらず優しい。京ちゃんも幸せ者だなぁなんて呑気に思っていると、伊藤くんが下駄箱を開けた。

そこから大量の手紙が落ちてくる。...え、何??



「...何だこれ、」


「え、もしかして、ラブレター...とか?」



ピンク色の便箋を見てぽつりと呟けば、伊藤くんはまさかと言ってその中のひとつを拾い上げる。



「...ほんとだ、ラブレターみたい」


「伊藤くんもモテモテだねぇ、羨ましいや」


「いやいや!俺彼女いるから!こういうの困る...」



とか言いつつ1枚1枚拾ってカバンに入れる伊藤くんはやっぱり優しい。

そう思いながら私も下駄箱を開けると、伊藤くんと同じように大量の手紙が落ちてきた。



「...え、」


「Aちゃん...これラブレターじゃね...?」


「う、嘘!私にも!?」



慌てて確認するも、確かにこれはラブレターだった。...何か女の子からも来てる気がするんだけど、気のせいってことにしておこう。



「...俺らが貰ってるってことは、三橋も貰ってんのかな」


「そ、それ有り得る...三橋くんならデレデレしてそう...」


「...あー、想像出来るわそれ」



明日ちゃんと三橋くんに聞いてみよう。

そう思い伊藤くんと一緒にラブレターを鞄に詰めた。







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huluの未公開シーンの予告であった伊藤くんのロッカーからラブレターが大量に落ちてくるのを見てずっと書きたかった。本編は見てないのでオリジナルです。

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ソウ - はじめまして!ソウです!読ませていただきました!めっちゃ面白かったです!これのおかげでまた今日から俺は大好きになりました!ありがとうございます!!( ≧∀≦)ノ (2019年8月21日 20時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるる。 | 作成日時:2019年4月30日 14時

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