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次の日の朝。学校に着くや否や三橋くんに昨日から思ってたことを聞いてみる。



「三橋くん、今から聞くことに正直に答えてね?」


「ん?何だよそんな改まって」


「...三橋くん、ラブレター貰ったことある?」



じっと彼を見詰めて問えば、三橋くんは一瞬目を丸くする。直ぐにいつもの顔に戻って口を開いた。



「あぁ、あるけど」


「そ、それどうしたの!?」


「まぁ呼び出されたからその場所行って、ちゃんと断った。俺にはAがいるから告られても付き合えねぇ、他の奴にも伝えろって」


「...そ、うですか...」



...何それ、かっこいい、好き。

私はそれ以上何も言うことが出来ず机に顔を伏せた。










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それからもラブレターは毎日下駄箱に入っていた。日に日に量が増えてる気がする。それは伊藤くんも同じらしく、かなら困ってる。もちろん私も。

私も三橋くんみたいにキッパリ言えたらいいんだけど...生憎そんな勇気はない。


今日もまたいつも通り下駄箱に入ってるラブレターを鞄に詰めていると、すぐ隣に人の気配。

パッと顔を上げると、そこには三橋くんがいた。



「み、三橋くん...!!これは、その、」


「...」


「お、Aちゃん、と三橋...」



このタイミングで伊藤くんもやってきた。今の状況を見て顔を青くする。やばい、よねこれ。


三橋くんは何も言わずに伊藤くんの下駄箱を開けた。



「あ、ちょ...!」



そこから溢れ出るラブレター。それを見て三橋くんは私の手と伊藤くんの手を掴みそのまま外に出た。






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ソウ - はじめまして!ソウです!読ませていただきました!めっちゃ面白かったです!これのおかげでまた今日から俺は大好きになりました!ありがとうございます!!( ≧∀≦)ノ (2019年8月21日 20時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるる。 | 作成日時:2019年4月30日 14時

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