華声の幼馴染み。【実況者】 (ページ18)

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見覚えページ18

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その後フジに家まで送ってもらった私は無事に仕事に間に合った。

今日はお客さん多いなぁ、なんてレジの前に立ちながら考える。

レトルトは厨房担当。ああみえて意外と料理出来る奴。

…いや、最近出来るようになったって言った方が正しいけど。

お昼を過ぎると、段々店が落ち着いてくる。

ちらほら人が居るぐらい。これぐらいが忙しくなくてちょうどいい。

｢ふぅー…今日いつもに増して人多くなかった?厨房めっちゃ大変だった｣

客足が落ち着いて余裕が出てきたからかこちらに近付いてくるレトルト。

｢確かに多かったよね、なんでだろ｣

｢いっぱい来てくれるのは嬉しいけど疲れる｣

｢贅沢言わないの、ちゃんと頑張らないと｣

そう言うとはぁーい、なんて緩い返事が返ってくる。

暫くレトルトと話していると、お客さんに呼ばれた。

｢はい、ご注文はお決まりでしょうか?｣

早足で席に近付いて問いかける。

可愛らしい2人組の女性。

その見た目通りいちごパフェとパンケーキを頼んだ。

それを書き記しレトルトに伝える。

料理が出来るのを待ちながらふとさっきのお客さんのカバンを思い出す。

…なんか見覚えあるのがついてたんだよなぁ、なんだっけ。

料理を持ってく時に見よ。

そう思い他のお客さんの所に向かった。

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