2年1組(7) ページ8
午後のHRは選択科目の確認やら、委員会決めやら、春の球技大会の出場種目決めやら、、、。
私の選択科目は音楽。
3大音痴コンプリートの私が合唱のある音楽を選んだのもとある理由のせい。
ま、1人で歌うって事はないから良いとしたんだよね。
そして委員会決め。
担任「図書委員、やりたいやつ〜」
「はい!」
担任「須田早かったなぁ。んじゃ決定。次、風紀委員〜」
ふぅ、これで今年も練習場所確保に一安心。
スナ「ねぇ、なんで図書委員なんて地味にめんどくさいやつ選んだの?」
横から角名君が不思議そうに首を傾げておられる。。。
そうだよね、昼休みや放課後の拘束時間の長い図書委員なんて人気がない。
だからこそ、言い訳が出来るのだ!
「私は部活もやってないから、放課後時間があるんだよ。我が校のスポーツ部や吹部のメンバーはなるべく部活に行って、練習して欲しいしね。」
と、予め用意しておいた言い訳を、スラスラと述べる。
スナ「ふーん。」
納得したような、してないような返事だけど、怪しまれてはいないはず。。。
スナ「じゃあさ、球技大会は何出るの??」
うちの球技大会は男子は野球、サッカー、バレーボール。女子はバレーボール、バスケットボール、テニス、卓球だ。
「んー、どうしようかなぁ。卓球とか?」
スナ「え、卓球??何チョイス??」
「ほとんど経験者居なくて、サボってもバレにくいから(笑)角名君はバレーボール?」
スナ「須田さんもサボりたい気持ちあるんだ。俺もサボりたいから野球かなぁ。」
「え、バレーじゃなくて良いの?」
スナ「部活で嫌という程やってるからね。それに、バレーはサボれない。」
はぁ、とため息をつきながら黒板を見ている角名君に
治「スナー!俺らサッカーにすんで!ツムからキャプ翼風にお誘いLINEが来た!」
スナ「は?俺、野球が良いんですけど〜。」
治「お前のその髪、メット入らへんやろ!先生!俺とスナ、サッカーな!打倒ツムや!!!他のメンツも力貸してな?頼むで!!」
スナ「…」
「…ドンマイ。応援頑張るね。」
スナ「…(ジトー)」
アカリ「え、アイ卓球なん?一緒にチームスポーツやろうよ〜!」
スナ「佐藤さんは水泳個人競技なのに、バレーとかバスケやりたいの?」
アカリ「こんな時だからこそ、チームスポーツやんねん!な、アオイ!アキはどっちがいい?」
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作者名:ぺーやん | 作成日時:2020年5月9日 19時