優しい人たち【ＷＴ】【ｗｒｗｒｄ】 (ページ1)

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貴方side
朝、ズキズキと痛む体を無理やり起こして真新しい制服を着る。
今日から新しい学校に転校する。
いじめられなければいいけどな。
ご飯を食べてそっとため息をついて家を出た。
―――――
きりやんside
今日は俺のクラスに転入生が来ると先生が言っていたな。
名前はたしか...Aさん。
なぜか俺の席の隣だし、学校案内もすることになっている。
めんどくさいというのが本心だけれどもまあ、気にしない。
きり「おはよ。」
なか「おっはー！」
ぶる「おはよー。」
スマ「おはよ。」
シャ「おお。」
きん「おはよう。」
いつもの六人と登校する。
こいつらとは別のクラスだが仲がいい。
これからも多分仲がいいのだろう。
―学校到着―
みんなと別れて教室に向かう途中、同じクラスのトントンさんに声をかけられた。
トン「今日、Aさんが来るんかいな？」
きり「そうだよ。」
トン「楽しみやな、あ、学校案内頑張ってな。俺その時生徒会室で事務やから。」
きり「あ...がんばれ！」
―ＨＲ開始―
先生「この子が今日からクラスメイトのAさんだ。仲良くしてやってくれよ！」
貴方『...』
先生が紹介したのだが、Aさんはペコリと頭を下げただけだった。
Aさんは金髪のボブに青い瞳、そして顔にマスクをしていた。
みんなが息をのむような美人だった。
先生「じゃ、きりやん、案内頼むぞ。」
きり「はい。Aさん、よろしくお願いします。」
貴方『...』
またしてもAさんはペコリと頭を下げただけだった。