>> 片想われ中 .. 2（ Nozomu.K ）

『 56 』 ページ26

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『ここ、やんな ？』





流星の言っていたコンビニの前に着き、

今更 一人で来たことを後悔。





ほんまに美人な店員さん居ったらどうしよ …


奈美も一緒に来てくれるって言ってたのに

なんで断ったんや、私いいい …





…… でも、折角ここまで来たんやし

帰るわけにはいかへん。


それに美人な店員さんが居るかも分からんし ！





意を決して、コンビニに入店。





「 いらっしゃいませ ー ！ 」





…… 美人 居たああああああ ！！ ←





夏だと言うのに、透き通った白い肌。


邪魔にならないように結んであるサラサラな長い黒髪。


クリクリのお目目。スラリと伸びる手足。





…… ほんまに居るやん、美人店員。





入店から二秒でガックリと肩を落とす。





なるべくその店員さんを見ないようにして

ドリンクの所へと移動。





そこで見つけた品出し中の茶髪の高身長。





小瀧や ……、





いざ来てみると話し掛けにくくて、

着ていたパーカーのフードを深く被る。





やっぱり、電話で聞こうかな ……





と、帰ろうとした時、振り返った小瀧と

目が合った。





「え、…… ？」


『あ、』





数秒、固まったまま見つめ合う。





やばい、完全にバレましたわ。





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