『 50 』 ページ20
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なんで、信じてくれへんの ？
やっと、小瀧が好き って 気付いたのに …
生暖かい風が頬を撫でた。
屋上には1人取り残された私。
" 先輩に惚れました "
" A、俺と付き合って ？ "
" A ー、好きやで ー ！ "
今までの思い出が、小瀧の笑顔が、
一気に頭の中を駆け巡る。
こんな私に、ずっと想いを伝えてくれて、
ずっと笑顔で接してくれて、
ずっと、傍に居てくれた。
なのに、もう小瀧は傍に居なくなる … ？
私ではなく違う誰かに、またあの
笑顔を向ける ？
そんなの、嫌でたまらない。
『小瀧 …… っ、嫌、や … 、』
急いで屋上のドアを開けて、
階段を駆け下りる。
走る時もボロボロと涙が溢れて、
こんなにも小瀧が好きだったなんて
自分でも驚く。
必死に涙を拭いながら、今度こそ
見つけた、小瀧の後ろ姿。
一段一段ゆっくり降りてて、私を
待っていたようにも見えた。
『っ、小瀧 ！！』
階段を丁度降りきった小瀧に
叫ぶ。
ゆっくりと私を見上げる小瀧。
『私が っ …… 好きなのは、小瀧 やで ！
やっと、自分の気持ちに気付いてん ！
遅い、って …… 今更 って 言われるかも
しらんけど、 …… っ』
言い終わる前に、小瀧が階段を
駆け上がってきて、そして大好きな彼が
私を包み込んだ。
「ごめん、俺 勘違いしてた ………。
昨日、やっぱりA引き戻そう思って
A達の後追ったら手繋いでたし、
紫耀に抱き締められてたし ………。
でもさっき紫耀からメール来てん。
' 勘違いだけはやめてな ' って …。」
『私も、ごめんな ………
紫耀とはほんまにあれで最後やから』
腕の力が緩んで、離れた小瀧を見上げる。
「……… これ、現実なんや」
って、改まった声で言うから思わず
笑ってしまう。
『小瀧、……… 好きやで』
「俺も、好きやで。 A」
どちらからともなく、引き寄せられる
ように唇を合わせた。
片想われも悪くない。
「あ ーーー、やっと両想いやあ ！」
『小瀧 うるさいわ ー』
沢山片想われた分、
これからは、大好きなあなたへ
私がたくさんの愛をあげる。
end. ？
_____
ひとまず完結！
次からは後の２人を書いていきます ！
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ユリウス - 久しぶり！って言っても覚えてないか！やっぱり、すごい面白いです！！更新がんばレッツゴー！楽しみにしてるよ！ (2015年11月14日 10時) (
レス) id: 50cbd3fb65 (このIDを非表示/違反報告)
ViVi - めっちゃおもしろいです！更新頑張ってください！ (2015年11月11日 19時) (レス) id: d5dffcb7e4 (このIDを非表示/違反報告)
( 桜 和 ) - めっちゃ続き気になります !! 気になって仕方ないです 。笑 更新 、待ってます !! (2015年11月8日 19時) (レス) id: a01b4eb75d (このIDを非表示/違反報告)
愛 - すごく面白いです！パート1のコメント欄に間違い1ヶ所指摘したので直してもらえたら嬉しいです。更新頑張ってください。 (2015年10月28日 22時) (レス) id: cc0331c139 (このIDを非表示/違反報告)
◎ ○ のん。(プロフ) - Shori loveさん» いいですよねあのコンビ ！ めっちゃ好きなんですよ ー ＾＾ (2015年10月11日 15時) (レス) id: fb3bfed91b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎○ のん。
| 作者ホームページ：http://hhhhh
作成日時：2015年9月19日 13時
