フィールド232 ページ8
貴方「それはそうと、どうやってここに?」
そう言えば、と思ってこんな問いを投げかける。
すると、今まで無視していた彼は横目で私を見てから間を置いて口を開いた。
「オレにもわからねえ。
寝て、気付いたらここにいた」
要するに迷子じゃん←
お子ちゃまですか?泣いちゃいますか?←←
そう感じたのを堪え、少しオブラートに包んで言葉にする。
「あ"ぁ"?!」
すると、凄い剣幕で睨まれた。
いや、まあ…そうっスよね。調子乗りました←←
だ、だって…!!
全然返してくれなかった中、急に返してくれて嬉しかったんだもん…!!←
心の中で言い訳をしていると、彼は右手に炎を灯した。憤怒の炎だ。
オレンジ色のそれは荒々しく、でもどこか物寂しい。彼の奥深くの心情を表しているかのように思えた。
…てか、熱くないんかな……?←
原作見てずっと気になってたんだよ!
XANXUSだけじゃなくてツナもだけどさ?傍から見たら手が燃えてるんだよ?←
ヤバくね??←
貴方「…あの、熱くないんですか?」
自分の中の興奮を抑えながら彼に聞く。
すると、目を丸くさせて私を見る。
おい、そんなゲェジかと問うような顔で見るな←
「…ぶはーっはっはっは!」
貴方「え、どうした?←」
頭イカれたか?←
割と本気で心配するが、彼は楽しそうに高笑い。
「変な女だな。お前」
貴方「割と普通ですよ?」
そう言うものの、彼は「いいや。中々に変だ」と変えるつもりはないらしい。
まあいいや←
諦めた私の頭に手を乗せて撫でられる。
…何か、ペットになった気分←
でも、誰かに撫でられるのは好きだからいいや←
「XANXUS」
貴方「…え?」
XANXUS「俺の名前だ。覚えとけ」
貴方「う、うん。XANXUSさんね。覚えときます……ハイ…←」
わ〜。本物のXANXUSだったんだ〜←
死にそう〜。迷子って言っちゃった〜←←
XANXUS「お前、名前は?」
貴方「Aです。私の名前も覚えてくださいよ〜?」
ひらひらとXANXUSさんに手を振る。正直忘れてもいいけどね←
……いや、やっぱ忘れてくださいお願いします←
XANXUS「こんな変な女、忘れるに忘れねーよ」
そう言って、また頭を撫でた。
この人頭撫でるの好きだな←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 604人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クレヨン | 作成日時：2020年9月21日 5時
