フィールド260 ページ36
彼の目をしっかりと見つめる。
鋭く、じっと私を待つ目。
なんだか、この目をされると正直に言うしかないように思えてしまって、やっぱり苦手だ。
貴方「あのモスカの原動力は、リボーンも知っての通り「死ぬ気の炎」。そしてそれがVARIAに送られ、このスケジュールでは9代目は日本に飛んでいる。
ボンゴレのボスだ。影武者の1人や2人だっているでしょ?
…ここまで言えば……分かるね?」
リボーン「…ああ、助かったぞ」
リボーンはどこかへと電話をかけた。大方ツナのパパンだろう。
だが繋がらなかったらしく、またかけ直すかと言って携帯をしまった。
リボーン「にしてもAがハッカーだったとはな」
貴方「引いた?」
リボーン「いや、ファミリーとしてはありがたいぞ。そういう役割はフゥ太しかいなかったが、そのフゥ太もランキング能力が使えなくなってしまったからな。
しかも強さも兼ね備えている」
貴方「…ありがと。
って、ボンゴレには入んないって」
危ない危ない。
流れで受け入れようとしてしまいそうだった。
おい、そこ舌打ちすんな←
それからリボーンを玄関まで見送り、私はソファーの上で寝転がる。
本当に良かったのだろうか。
原作を変えてしまった恐怖に顔を歪ませる。
やった事の重大さを今様ながらに実感したのだ。
もしこのことをリボーンが今日の争奪戦の時に言ったらどうなる?
争奪戦は終了するのだろうか?強引にでも原作が進む?
やっぱり言うんじゃなかったかな…。
なんて、今更後悔しても遅いくせに。
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作者名:クレヨン | 作成日時:2020年9月21日 5時