フィールド235 ページ11
貴方「聞いてくれよ、サカえも〜ん←」
朝食を早々に済ませ、精神世界での出来事をサカモトさんに愚痴る←
勿論私の言っていることなど分かるはずもなく、サカモトさんは呑気に遊んでいるけど…。
貴方「精神世界って、言っちゃえば夢だからセーフだよね?!ノーカンだよね?!」
「クック」焦って言う私に、サカモトさんは楽しそうに小刻みに鳴く。
いいもん!動物だから分かんないって知ってるし!←
貴方「…朝から愚痴ってごめんよ。今日も一緒に行く?」
ゲージから出して手に乗せると、そのまま肩まで登ってきた。一緒に行くって解釈でいいかな?
そう思って、サカモトさんと仲良く登校した午前8:00。
「Aさん、おはようございます!!」
貴方「あ、おはよ〜」
学校に着くなり、風紀委員の人に挨拶をされる。朝から本当元気だよね←
ヒバリンはもう来てるんだろうな、と思って応接室に行くと、静かに窓の外から並盛を眺めていた。
並盛大好きかよ。知ってる←
貴方「ヒバリン、おはよ〜」
雲雀「おはよう。今日は随分と早いね」
貴方「早くに目が覚めて暇だったからね〜。今日も仕事多い?」
まあ、あんなのがあった後だからね…。寝るに寝れんわ。
ふと思いながら聞くと、ヒバリンは書類を横目で見て口を開く。どうやら、今日は少なめらしい。
貴方「今日もディーノさん来るんでしょ?どうせ←」
雲雀「そうなんじゃない?」
貴方「楽しみ?」
雲雀「そうでもないかな」
貴方「あれ?意外。
新しいおもちゃ見つけた、みたいな顔してたのに」
雲雀「来なくても君が相手になるだけだからね←」
貴方「ディーノさん来て!!超来て!!!←」
ヒバリンの言葉に、背中を冷たい汗が伝うのがわかった。
咄嗟に手をラッパのように口へ当てて叫ぶ。すると、ガラリとタイミングよく扉が開いた。
そこにはファーの付いたモッズコートに身を包んだ男性と、黒スーツにサングラスをかけた男性。
昨日会ったディーノさんとロマーリオさんの姿があった。
貴方「わ〜お!グッドタイミングですよ!」
ディーノ「お前は朝から元気だな」
嬉しくてそう言うと、呆れ半分と言ったような顔をされる。
おいヒバリン。舌打ち聞こえてんぞコラ←
貴方「さあヒバリン!行ってらっしゃい!!」
笑顔で言うと、ディーノさんが苦笑いを浮かべて話に入ってきた。
なんだよ。はよ行け←
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作者名：クレヨン | 作成日時：2020年9月21日 5時
