フィールド203 ページ27
訳が分からずに黙って首を傾げる。
なんで急に…?しかもなんでリーダー…??
「まあ、いいからいいから」キョトンとしたオレに、彼女は軽く笑って答えを促した。
「どっちて…そりゃあAだよ」
「まあ、そうだよね。
でも、実はAは人使いが荒く、相手の都合を考えない自己中心的な人だった。
対してBは、思いやりがあって感謝の気持ちも忘れない人。
もう1度聞くよ?どっちに着いて行きたい?」
「それだったらBの人かな…」
「そういうことだよ」
目を細めてへらりと笑う彼女に、オレはまた首を傾げる。
どういうこと?と聞くと、彼女は噛み砕いて説明してくれた。
「アンタはさっきの例で言うと…まあ、ちょっと卑屈な所もあるけどBの方なんだよ。
正直、勉強とか運動とかは後からどうにかなるけど、人格はそうはいかない。人間性の欠如は、どんな能力を持っても補えないすごく大切なものだからね。
だから、そんな悲観的にならなくていいんじゃない?」
今までこんなことを言ってくれた人に出会ったことがあっただろうか。
不意に、胸の奥が白湯でも飲んだかのように温かくなる。
正直「類は友を呼ぶ」と言うように、この子もオレと似たような子かと思ってた。
でも全然違う。
オレと比べるなんて失礼なくらい、大人な考えを持っていて、陽だまりのように温かくて強い人。
「あ、そう言えば名前言ってなかったね。
三浦A。よろしく」
歯を見せて笑い、手をひらひらとオレに降った。
あ、オレも名前言ってなかった。
オレは…＿＿＿＿＿
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雪女(プロフ) - 久しぶり……(´；ω；｀) (2020年7月30日 19時) (
レス) id: 5f901ff6dd (このIDを非表示/違反報告)
クレヨン(プロフ) - 雪女さん» ありがとうございますうううう(´；ω；｀)こんな更新頻度の遅い作品をお待ちいただけているだけでなく、そんなにも好いていただけるなんて…！本当にありがとうございます！！今後もよろしくお願いしますよろしくお願いします_(._.)_ (2020年7月26日 23時) (レス) id: a4b8bb2401 (このIDを非表示/違反報告)
クレヨン(プロフ) - aoilovexanxusさん» ご指摘ありがとうございます！！変なミスをしてました…(^_^； (2020年7月26日 22時) (レス) id: a4b8bb2401 (このIDを非表示/違反報告)
aoilovexanxus(プロフ) - クレヨンさん» 192から205では (2020年3月29日 14時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)
雪女(プロフ) - きゃあああ！更新だああああ！ありがとうございます！やっぱり好きですわ〜 (2020年3月27日 21時) (レス) id: 5f901ff6dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレヨン | 作成日時：2020年2月13日 10時
