フィールド145 ページ16
目が覚めた私は勢いよく飛び起きた。寝起きの悪い私にとってはすごいことだが、今はどうでもいい。
さっき何があった…?
むっくんに……き、キス………された…??
貴方「え…?えぇ……??」
いや、狼狽え過ぎって思ってるそこのお前。
実際されたらビックリするから!ほっぺだけどビックリするから!!
貴方「……無理…」
明日からむっくんの顔見れない…。
一生明日が来なければいいのに。
そんな馬鹿みたいなことを願いながら朝食を作る為に起き上がる。
それから色々と準備を済ませて制服に着替える。
まあ、今日も風紀委員の仕事があるんだよ←
並盛の風紀委員って、ブラック企業も驚くぐらいの社畜ぶりだよね←
貴方「行ってきま〜す」
ちゃんと両親の写真に挨拶をしてから家を出る。
その時、家の前にダンボールが置かれていることに気付いた。
え、何。面倒なことはやだよ。
何かと見てみると、中に入っていたのはイタチかカワウソかフェレットかよく分からんやつ←
いや、この3種類って結構似てんじゃん?←
貴方「何?捨てられたの?」
中に入っている紙を見ると、「好奇心旺盛なメスのフェレット(1歳)です。」とだけ書かれている。
読み終わってフェレットに視線を移すと、緋色の目でこちらを見上げていた。
どこも汚れていない真っ白な毛並み。赤珊瑚のように輝くつぶらな瞳。
……ああ、何か嫌なこと思い出した。
足早とそこから離れようと、立ち上がって学校へと向かう。
「に"ぃ〜…」
……え、フェレットってこんな鳴き声なん…?!←
人間の赤ん坊のぐずってる時の鳴き声にちょっと似てる。
普通にビックリして振り返ると、ダンボールから小さな手を出して少し顔をのぞかせていた。
……待って、無理。可愛い無理←
飼うか…いや、風紀委員の仕事が普通に忙しいし……。
「い"ぃ〜…」
貴方「……」
「んに"ぃ…」
貴方「…………飼い主が来るまでだからな!←」
優しく持ち上げて抱き締める。
無理。可愛い。ふわふわ←
すると、コイツはコロコロと笑い声のような声を出す。
貴方「それはおちょくりか?まんまと術中にハマりやがってってか?←」
まあ可愛いから、多少のお転婆は許してやるよ←
一旦コイツをどうするかと考えたが、家に置いとく訳にもいかないから連れて行くことにした←
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クレヨン(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます｡°(°´∀`°)°｡亀並の更新速度ですが、今後ともよろしくお願い致します!! (2020年2月26日 19時) (
レス) id: a4b8bb2401 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 遅めかもですが、続編おめでとうございます!いつも、楽しく読ませてもらってます。更新頑張って下さい! (2020年1月13日 14時) (レス) id: 1e0ed71094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレヨン | 作成日時：2019年12月23日 12時
