episode16 ページ18
、
｢銀時ーー！！！月詠ーーー！！！｣
走りながら懸命に叫ぶ。
いったいどこまで行っちゃったの！？
｢はぁっ…、はぁっ…｣
ふと立ち止まると、辺りにはコンテナが置いていない。
開けた所まで来たようである。
港の端だろうか、ドラム缶が散乱している。
…ドラム缶が散乱している？？？
まさか
…ここで銀時達が戦ってた？
｢銀時ーー！！｣
海の方までいって名前を呼ぶ。
すると、べしゃっと私の足元に手が現れた。
｢……ひっ…｣
思わず後ずさりをしてしまったが、よくよく見れば銀時だった。
｢……銀時？｣
恐る恐るしゃがんで手をつついてみる。
｢…わりぃ、上げてくんねぇか｣
苦し紛れに声を絞り出してる。
手を掴んで引っ張り、なんとか持ち上げる。
銀時の手はこんなに弱々しくしていただろうか。
改めてみると、傷が酷い。
あの男にやられたものだろう。
海の中にいて出血がどれほど酷いのかは分からないけど早く手当てをしないとまずいのは分かる。
｢月詠は？｣
｢…連れ去られた｣
｢連れ去られた！？！？誰に！？｣
｢地雷亜だ｣
｢地雷亜ってもしかして黒髪の短髪の？｣
｢…ああ、多分そうだろうな。Aも会ってたのか…｣
そう言いながら銀時は立ち上がる。
｢蜘蛛の糸を使う、忍者？のように見えたけど｣
｢あれが、忍者ね。俺はそうは見えねえけどな｣
｢とりあえず、銀時の怪我の手当の方が先。私につかまって、早くここから出よう｣
月詠が連れさらわれた。
月詠の望遠鏡を狙っていたりしたからまさかとは思っていたけれど月詠と何か関係があるかもしれない。
…月詠、無事でいて
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とみおか(プロフ) - (。・ω・。)さん» コメントありがとうございます！！土方さんかっこいいですよね( *´艸`)読んで下さってありがとうございました！ (2020年4月6日 19時) (
レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
(。・ω・。) - 土方さんサイコーです！！この作品は面白かった (2020年4月5日 21時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とみおか(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです。読んでくださってありがとうございました！ (2020年3月13日 0時) (レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 面白かった。 (2020年2月19日 15時) (レス) id: fbe7a16596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とみおか | 作成日時：2019年10月7日 23時
