episode11 ページ12
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「………私の……おはぎ……返せぇぇぇぇぇ!!!」
銀時の顔をみるなり私は背負い投げを決める。
銀時は私のなすがままに地面に叩きつけられる。
10年分の思いだ、受け取れ、こら。
「いってぇ!!!!何すんだよ!ここ感動の再開ってとこだろぉ!?」
「そんなわけあるか!!私まだ忘れてないんだから!」
「凄い音ね、銀ちゃん、誰アルカ?」
「銀さん、大丈夫ですかー?」
ひょこっと出てきたのはさっきの赤髪の女の子。
近くでみるともっと可愛い。
そしてメガネの男の子。
こんなのほっといていいのに…
「脳筋ゴリラ」
「あ???もう1回言ってみ?ん?」
「いやいやいやいや、なんでもないよー、うん、なんでもない」
「まぁ、昔の知り合い、ってことにしといて」
「いや、そこは旧友、だろ」
友達でもなかったら銀さん悲しい、といいながら
ムむくりと起き上がる。
「まあ、いいや。で、月詠、なんでクソ童貞天パ連れてきたの」
「え、酷くない?銀さん泣くよ?」
「ああ、さすがにもう手を打てることが無くなってきたから万事屋に頼んでみることにしたのじゃ」
「え?スルー?」
…そうか、私の力不足か。
私がもっと機能できれば良かったな。
でも、なんで銀時が万事屋なんてやってるの。
「ふぅん、銀時、万事屋なんてやってるの?」
「まあな。で、こっちが「神楽ネ!!」で、「志村新八です」だ」
「私はA、よろしくね。神楽ちゃん、新八くん」
「で、だ。これでどうするかを、決めたいのじゃ」
「そうね…、もういっその事潜入するとかは?」
「え、どこに」
「蜘蛛の入れ墨か?」
「そうそう。前捕まえた男が蜘蛛の入れ墨が入っていたの。紅蜘蛛党?だったっけ」
「ああ、確かそうだったはずじゃ」
「じゃあ、2人で行ってきてー」
「は?おいおい、Aちゃんよぉ?散々人のことディスっておいてそれはねぇよなぁ??」
「え、私も行くの?」
「当たり前じゃろう、A、それがそなたの仕事じゃからな」
…ぐうの音も出ないわ、それ言われたら
「…分かったよ、じゃあ動線をつかみ次第すぐに行こうか」
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とみおか(プロフ) - (。・ω・。)さん» コメントありがとうございます!!土方さんかっこいいですよね( *´艸`)読んで下さってありがとうございました! (2020年4月6日 19時) (レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
(。・ω・。) - 土方さんサイコーです!!この作品は面白かった (2020年4月5日 21時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とみおか(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて嬉しいです。読んでくださってありがとうございました! (2020年3月13日 0時) (レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 面白かった。 (2020年2月19日 15時) (レス) id: fbe7a16596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とみおか | 作成日時:2019年10月7日 23時