土方くん、君って人は。【銀魂】

episode1 ページ2

東京、江戸。


｢…………暑。｣





半分夜兎である私。いわゆるハーフ。

いくら人間の血が入っていても10年も宇宙空間にいて日光浴びてない私にとってはまさに地獄。

傘をさしていても日射しは強く、私の体はもうすぐ限界を迎えるかもしれない。




｢あーあ、早く探さなきゃ。｣



そう、なんといっても今回の任務がハードすぎるのである。









先日、神威に地球に行けと言われた日。




｢え、は！？どういうこと？？｣



｢え？だから地球行ってきて。｣



ポテチ食べながらそんな重大なことを軽々しくいうなよ。


｢なんで！？｣



｢行くのがめんどくさいから。｣






…要するに。

この前に、吉原を統治？していた鳳仙がいなくなり吉原は第7師団の管轄下になったらしい。



定期的に見回りに行かなければ行けないらしく、
それを私に行けと言うのである。

(この時私はお留守番だった。…なぜ。)




｢神威の仕事なんだから私に押し付けないでよ｣




｢いやー、俺も結構忙しいんだよ？
それにさ、Aの故郷じゃん？休暇も兼ねていって来てよ｣





そうだけど、そうだけど。
あまりにも理由がこじつけじゃありませんかね。



｢ま、そういうことだから。よろしく｣




…拒否権はなしか。




｢分かったよ、いつまで？｣




｢気が向いたら迎えに行くよ｣




｢…了解。｣







とまあ、こんな感じ。




で、私は吉原を探さなくてはならない。





見つからないんだけどね！？

いや、どこよ。

まじで。



やばい、意識が朦朧としてきた。



もう無理かも、と思った時には遅く、私は
地面に倒れ込んでいた。





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