「Yuki」2 (ページ28)

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すずちゃんとゆりちゃんが良い人過ぎることがわかった日。

2人ともタメ口が良いと言った私の希望にも応えてくれて、フラットに話してくれる。

2人と仲良くなりなってことでずっと付かせて貰いながら話が盛り上がる。

カウンター前でお肉を焼く舘さんと
その横で野菜を焼く私と
すずちゃんとゆりちゃんの4人で話していると、

もう1組、予約のお客様が来る。

そのお客様は康二が付いて接客していて、

暇そうにしていたふっかさんが張り切り出す。

あれ、いつの間にかモヤモヤ消えてたな…。

yr「ねえねえ、Aちゃんは彼氏居るの？」

my「居るの？」

いや、貴方知ってるでしょ。

ニコニコしながらゆりちゃんの真似をする舘さんを横目に、

「いやあ、長い間居なくて…」

横から聞こえてくる、

良いよ、大丈夫。の声を聞きつつ

野菜を焼くのも最近教えて貰いながら焼いていたから
今もこうして舘さんに教わりながら2人と話をする。

sz「ええ〜！可愛いのに世の中の男は何してるんだ」

「あはは。すずちゃんとゆりちゃんは？」

sz「私も今はいない！ゆりは居るけど」

「居るんだ？」

yr「うん！」

「どんな人どんな人？」

yr「あ、知ってると思うよ？あの、へへ。亮平」

なんだ今の言い方。

可愛過ぎないか？

「亮平って…え？！阿部ちゃん！？」

yr「そう！阿部亮平くんです」

へ！？へ！？ってなる私を
横と斜めでクスクス笑う兄妹。