EPISODE１ - 6 ページ40
デュース「はぁ、はぁ……やっと捕まえたぞ…！」
グリム「オ、オマエらこんなときだけ息ぴったりになりやがってぇ〜…」
エース「ぜぇ、はぁ……あ゛ーー疲れた……
1品奢りなんかじゃ、全然割に合わねえ…」
『…おっ、捕まえれたかな？』
追いかけっこも何とか無事に終わった様で、中庭の遠くの方で地面に横たわっている3人の元へと駆け寄る。
『2人共ありがとうね！授業始まる前に捕まえれて良かった〜…』
なんて声を掛けると、息の上がったままのエースが「そんな心配してる割には、お前全然追いかけてなかったな！？」と、声を荒げてこちらを睨んだ。
『そりゃ、報酬分2人に多く走ってもらわなきゃだもんね？』
そう2人に向かって にこりと言うと、巨大な虫取り網の中に捕らえられていた毛玉を拾い上げた。
グリム「やだやだー！つまんない授業は嫌なんだゾー！」
バタバタと腕の中でも暴れるグリム。
往生際悪っ……自分の中で苛立ちが募ってゆくのが分かる。
あー駄目だ。もう辛抱ならん。
『黙らっしゃいッッ！！』
そう叫ぶと、私の怒声に驚いたグリムは、ビクッ！と肩を跳ね上げ 目を丸くしたまま固まった。
『アンタが何と言おうと、この後もちゃんと授業受けてもらうからね…分かった？』
こちらを見つめ固まったままだったグリムは、「オマエ…なんか今日は圧が怖いんだゾ…」とプルプルと震えながら呟いた。
『金銭が絡んだら人は変わるんだよ。覚えときなさい』
グリム「ヒェ…」
借りてきた猫状態のグリムを小脇に抱えて、次の授業へと向かった。
ーーーーーーーーーー
グリム「やっとお昼休みなんだゾ〜〜〜！！！」
授業から解放されたグリムは、授業中の死んだ様な目から打って変わって 生き生きと、鮮魚の様に大食堂内を跳ね回る。
『ビュッフェ方式なんてお洒落だね』
私は綺麗に並べられた料理を見渡しながら言った。
デュース「一流シェフだったゴースト達が料理を作ってるんだ」
『へぇ〜！どれも美味しそう！』
グリム「A！オレ様、鶏肉のグリルがいい！最後の１個なんだゾ！あとオムレツも！ジャムパンも！！いっぱい取って欲しいんだゾ！！」
肩に乗ってぴょんぴょんと跳ねながら私に取るようにせがむグリム。隣にいたエースが、トレーを持つ逆の手で耳を押さえる。
エース「だーっ、声がでかい！休み時間だけ元気になりすぎだろコイツは…」
『ハイハイ。ちゃんと全部取るから少し落ち着きな。周りの人に当たっちゃうよ』
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ぬ(プロフ) - 平凡な人さん» コメントありがとうございます(*^^*)楽観的でちょっと抜けてる監督生ちゃんと、愛重めのユウくんの今後も楽しみにして頂けると嬉しいです！ (2022年7月29日 18時) (
レス) id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬ(プロフ) - おれんじさん» お返事遅くなりすみません！こちらこそいつもありがとうございます！(ᵔᴥᵔ) (2022年7月29日 18時) (レス) @page36 id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - ぬ、主ちゃんがかわゆいｯｯ！！ユウくんが出てきたのにはびっくりしました！ヤンデレ…ですかね？いつもありがとうございます！次も楽しみに待っておきますね！更新お疲れ様です！ (2022年7月29日 15時) (レス) id: 5666188338 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ - お知らせ了解です!いつもありがとうございます! (2022年7月25日 21時) (レス) @page36 id: 1b74a0ce77 (このIDを非表示/違反報告)
ぬ(プロフ) - おれんじさん» いつもありがとうございます(*^^*)コメント頂けてとても励みになります！来週も更新出来るように頑張ります！ (2022年6月10日 17時) (レス) id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬま | 作成日時：2022年4月18日 10時
