二人の陰陽師に恋をする・・・かもしれない。

4話 ページ5

庭が騒がしいので庭に向かうと、なぜかろくろが池の上で吊るされていた。

美琴 「なにかあったんですか？」

ろくろ 「美琴ーー！助けてくれーー！」

美琴 「・・・どうしたらそうなるわけ？」

ていうか、なんで吊るされてるの？

亮悟 「ろくろが紅緒さんの裸を見ちゃったんだよ。」

ろくろ 「だからわざとじゃないんだって〜〜〜っ‼」

亮悟さんが教えてくれた。

ろくろはそれに反論するけど、周りの人たちが怒ってる。特に絹さんと篤さんが。

美琴 「・・・馬鹿馬鹿しい(ボソッ」

とりあえず、皆中に入って行くので、ろくろを置いて私も中に入る。

やることはないけど、時間を使っちゃったなぁ・・・


少し経つと、なぜか庭がまた騒がしい。

善吉 「何を騒いでおる！」

じっさまが障子を開けた。

ど〜せまたろくろが何か見つけたんだろうな。しょうもないものを。

だけど、じっさまは庭を見て驚いた表情で、こう言った。

善吉 「有馬様‼？」

美琴 「‼」

慌てて庭を見ると、そこには、陰陽頭、土御門有馬(さん)がいた。

美琴 「どうして・・・貴方が・・・」

有馬 「あ！美琴ちゃん！ひっさしぶり〜♪」

のんきな感じで私に挨拶をしてくる。

美琴 「何してるんですか？人の家でその格好って・・・」

有馬 「いえね？街で声をかけた女性が「ヤ」の付く職業の人の愛人だったみたいで……」

有馬さんの話がどんどん進んでいく。

ろくろ 「なんだこのダメな大人は」

善吉 「コレろくろっ！この人は・・・」

有馬 「ろくろ？」

有馬 「焔魔堂ろくろ‼？」

ろくろの名前を聞くと有馬さんは池の中に入ってろくろのところへ行った。

というより、なぜ有馬さんがいるんだろう・・・。何か理由があるのは間違いないけれど・・・。

ろくろたちがギャーギャー騒いでいると、星火寮にいた人たちが集まってきた。

有馬 「それより音海さぁん。お願いしてた今日のイベントの準備って出来てますぅ？」

美琴 「イベント？」

善吉 「ええ勿論。しかし突然幹部を招集して一体何を・・・？」

有馬 「いえまあ……それは皆が集まった時にお話ししますよ。とっておきのサプラ〜〜〜イズを

持ってきましたからね♡」

有馬さんは不敵な笑みを見せた。


また何か絶対企んでいる。

私はこれから起こる「なにか」に不安を感じ、自分の中にある少しの苛立ちを有馬さんに睨み付けて示した。

5話→←3話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す