今日は、Mステ！ ページ2
you＊side
あ「ふわぁ〜、もう7時かぁ。今日はぁ...Mステだ！！」
慌ててベッドから飛び起き、自分でもびっくりする位の速さで着替えた。
星野A。23歳。私は、『heart☆beat』というアイドルグループのメンバーで、最近デビューしたばかりなんだ！
あ「母さん！母さん！今日は、Mステだよ！絶対に見てね！」
母「はいはい、分かってるわよ。それより静かにしなきゃダメよ。源、まだ寝てるんだから。」
源とは、私のお兄ちゃんのこと。御察しの通り、星野源です！いいでしょ〜。
あ「でも、今日、お兄ちゃんもMステでるんだよ？起こさなくていいのかな？」
母「Mステまでは、まだ時間あるでしょう;」
あ「えぇ〜、Mステまでの間、お兄ちゃんに構ってもらうんだもん！」
そして、私は、お兄ちゃんの耳もとで、
あ「お兄ちゃーーーん！起きろー！！！」
源「うわぁ！！！？？」
お兄ちゃんは、慌てたように飛び起きた。
あ「えへへ、起きた？お兄ちゃんっ」
源「ちょっと、『お兄ちゃんっ』じゃないだろ〜。びっくりしたぁ〜」
あ「今日、一緒にMステだね！やったね！」
源「あ、そっか。今日は、heart☆beatとかぁ。」
あ「え、何その嫌そうな感じ...」
源「別に、嫌な訳じゃないって！だって、A俺の昔の恥ずかしいエピソード話すだろ？」
あ「大丈夫！今日は、絶対、やっさんに注意されるから言わない！」
源「本当だろうなぁ〜。まぁ、泰葉ちゃんがいるから。まだマシか。」
お兄ちゃんとは、血は繋がっていないけど、すごく仲がいい。私が物心ついた頃にはもうお兄ちゃんもお母さんもいたから、血の繋がりなんて、関係ないのだ！
あ「お兄ちゃん！お兄ちゃん！今から、テレ朝の近くのカフェで、みんなでお茶するんだ！お兄ちゃんも一緒に行こうよ！」
源「え〜。やだよぉ。俺、詩音ちゃん苦手なんだもん。」
あ「いいでしょ！可愛い妹の頼みだよ！行こっ！早く！早く！」
私は、無理矢理、お兄ちゃんを引っ張って、家をでた。
楽しみだなぁ〜。今日のMステは、私とお兄ちゃんの他にも、色んな人が出演する。
楽しみ！楽しみすぎる！！
続く
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作者名：ももくら | 作成日時：2017年7月17日 2時
