内務省異能特務課、中学生になる【東京卍リベンジャーズ×文スト】

破壊神。 ページ37

私は男女関係の修羅場はよく見てきたが之はこれで新鮮だと思った。

2人のあいだは険悪なムード。



「なんで此処いんだよ？」

「あ？てめーこそ何で此処にいんだ？」






この喧嘩、外から見たら武道を巡る喧嘩に見える。

アレだ”私のために争わないで”状態だ。


正直言おう笑えてくる。

今の私には笑いをこらえるのが精一杯だ。
その時ふと我に返ると私のことも何か言っている。


4人は哀れみの目でこっちを見ていた。



「えっ何？」



よく耳を済ませてみると




「は？タケミっちとシュウちゃんはオレのダチだし」


「あ？何言ってんの？
オレのダチだよなぁ！？タケミっち、シュウちゃん」





「いや何時、君達の友達になったのか知らんが私から見たら只の知り合い程度だよ((ﾎﾞｿｯ」



と、ため息をつきながら呟いた。
而して山本は哀れんでなのか肩をポンと置かれドンマイと言うような顔をした。




また外を見たら

佐野万次郎は片手で武道の自転車を掴み投げていた。
まるで宮沢くんが標識を引っこ抜いて振り回してるのと同じレベルだ。



「それは俺の愛車の疾風号!!!」





而してその叫びは虚しく届かなかった。



ガシャーンｯ



見事にタイヤは外れチェーンは切れてボロボロになっていた。
今度、買ってあげようかな？

なんて思いながら次々と武道の思い出の品をキャッチボールを嗜むくらいの感じで壊されていった。

之が破壊神。



「うわぁ〜武道かわいそー」

「思ってないでしょ？」

「うん。だって他人だし…」



千堂に言われ素直に答えたら冷血漢ってボソッて言われた。
しょうがないだろう其れが私の性なんだから…

シリアスは時にギャグへ突っ走る。→←噂をすればなんとやら。

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