サキュバス的女の子 悪女退治にあの手この手を使うってさ

3-6 嫌われ者 ページ12

A視点


『…起きねーなー……』



キラーを連れ去ったはいいものの、なかなか起きない

まぁ、魔法使うのなんて287年ぶりだからなぁ…



『限度間違えたかぁ…』


ｷﾗ「ん…ねむ…」


『お？』



もーすぐ起きるか？



ｷﾗ「やめてぇー…もーチョコ食べらんなーい…」


『うわ幸せそー』


ｷﾗ「……ん？
あ？！ここどこ？！」


『あ起きた、
ここ私の家 地下一階だよー』


ｷﾗ「アンタ誰？！」


『寝ぼけてンのかこら
AだよA、みんなからの嫌われ者でーす』



自分で言うとメンタルすり減るな



ｷﾗ「あっそ！
んで？みんなからの嫌われ者のアンタが！
なんでボクを縛ってるワケ？
そーゆー趣味？」


『私のコトなんだと思ってんだ？』


ｷﾗ「ゴミ」


『まさかのド直球』



マジでメンタルすり減る…



『んじゃ姫のコトは？』


ｷﾗ「え？姫？
んーと…

あざとくて可愛いし、
センスあるし、
ゴミのアンタにもチャンス与えようとするところホント神」


『…天と地の差』


メンタルボロくなるわ



『言って置くが、アイツと私は本質的には何も変わらないよ』


ｷﾗ「は？そんなワケないじゃん、バカなの？」


『…どっかのクソ花か？
まあいい

私もアイツも、両者を陥れようとしてるんだ
まぁ私はお前らに裏切られたから仕方なくやってんだけど…』


ｷﾗ「裏切る？」


『最初はキラー達のコト、ちょっとタカが外れただけの気のいいヤツって思ってた
だけどさ…マロンが現れてからさ…
ほら』


ｷﾗ「…ｯｯ？！」


私は腕に

殴られた様に見せかけて作った痣の絵を見せた



ｷﾗ「…そ、それって…」


『…姫にやられた』



そう、本質的には何も変わらない

アイツを陥れるためだけにこんなことをする私って



















"卑怯"ですか?

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