花と雷が交わる時

伍 不思議な匂い ページ6

狐面の少年side

遂に始まった最終選別
俺は襲いかかって来る鬼たちを切っていた。

鬼の頸を切ると灰の様な匂いがする

『…来世では鬼になんてなりませんように。』

?!
なんだこの匂いは?!
鬼の匂いではなく人の血の匂いだが、普通の匂いとは違う"不思議な匂い"がする。

誰かが怪我したのかもしれない!

そう思い俺はその匂いのする方へと歩いて行った。

匂いの元に着くとそこには鬼が居り、鬼が見上げている木の上には華奢な女の子が立っていた
血を垂らして___

拙いと思った俺は急いで鬼の頸を狙った

だがその必要はなかった。
何故かその鬼はフラフラとしていた。
それを見計らってか、上から女の子がその鬼の頸を切った。

鬼は灰の様になり、消えていった。

…凄い。
そう関心していた俺だったが、俺も何故か先程の鬼の様に酔った様な感じでフラフラしてきた。
女の子はこちらを見た。

『うっ…大丈夫か…?血の匂いがしたから来たんだが…』

俺はそう一言残し眠ってしまった。



目が覚めると朝になっていた。
側には先程の女の子が居た。

俺を守ってくれていたのか…?

『あの…俺…』

A「大丈夫？私の血の匂いを嗅がせてしまったせいで…本当にごめんなさい」

血…?そう言えば不思議な匂いだった。

A「私、特殊な稀血で鬼はこの匂いで酔うのだけれど…人が酔ったのは初めて…」

『た、多分俺は人より鼻が効くからっ！』

俺は焦って言った。
女の子がとても申し訳なさそうに言ったからだ。
俺は長男だから、女の子にそんな気持ちにはさせないっ!((

A「…そうなの?私は鼻は普通だけれど耳はとても良く聴こえるの

人の感情とかも読み取れるの！」

!!
そう言って彼女はニコッと笑った。
とても可愛らしい…

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夢主さんメモ
夢主さんの身長は152cm
体重は42kg位
と言う設定です！

陸 男の子→←肆 不思議な血

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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