花と雷が交わる時

弐拾陸 十二鬼月 ページ28

暫く走っていると大きな鬼が見えた
目が幾つもある…

それが掴んでいるのは…見覚えのある猪頭
伊之助…!!

A「っ！花の呼吸 肆の型 紅花衣！」

伊之助を掴んでいた腕を切った

義勇「水の呼吸 肆の型 打ち潮」

冨岡様がそれをバラバラに切った

はらはらと消えてゆく鬼。

A「伊之助っ！大丈夫！？」

伊之助「おいそこの半々羽織！俺と勝負しr」

私は伊之助を気絶させた
怪我が酷いのに叫ぶなど馬鹿である。

軽く手当てをし、隠に頼んだ。

A「冨岡様、向こうにもっと強い気配…恐らく十二鬼月である気配を感じます。」

義勇「よし、行くぞ」
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十二鬼月…初めて会うがどのような鬼なのだろうか。

…!!

十二鬼月と共に別の気配も感じた

炭治郎と…禰豆子

かなり危ない状態だ。

A「冨岡様、危険な状態の隊士がいます。」

義勇「…急ぐぞ」

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炭治郎side

炭治郎「く…くそっ…」

俺は死ぬのだろうか…禰豆子を守ることも出来ずに。

累「血鬼術 殺目篭
　 もういいよ さよなら」

うっ…

紅い鬼の糸が俺に襲いかかる

しかしその糸は俺を刻むことはなかった

誰かが切ったのだ

炭治郎「…誰だ…善逸か？」

義勇「俺が来るまでよく堪えた。あとは任せろ」

A「炭治郎！今手当てするからね！」

Aが手際良く俺の傷を手当てする。

累「僕の邪魔をする…!! 血鬼術 刻糸輪転…!!」

義勇「水の呼吸 拾壱の型 凪」

炭治郎「拾壱の型…!?」

累「拾壱の型がなんだって言うんだっ！」

冨岡さんに鬼の糸が襲いかかる

でもその糸は１つも届かなかった

そのまま流れるようにして冨岡さんは累の頸を切った。

とても綺麗だった。
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大正コソコソ噂話
夢主さんは救急セットを常に羽織の懐に入れて持ち歩いています
それを包んでいる風呂敷はカナエさんから貰ったとても大事なものなのだとか

弐拾漆 隊律違反→←弐拾伍 冨岡義勇

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