なんかカオスな短編集!!【ヘタリア】

36.残された時間【プロイセン】 ページ36

公園に静粛がまた訪れた

ギルは私の涙をみて、少し戸惑ったものの

決意をしたように私の目をみた




ギル「…俺、実は…



…死ぬんだ」





『…え？』



…死ぬ…？

ギルが…？



『な…なんで…そんなまた…はは…笑えないよ…そんなの…』


…冗談でしょう…？


だって、あのギルが…

あんなバカでアホでいつもわーわー騒いでいるギルが…そんな…



…死ぬだなんて…



『か、からかっるんでしょう…?またそんな…』

ギル「嘘じゃねぇよ…」

『……はは』

目を見ればわかる
これは本当の事だということ

『び、病名は…?どこで診断してもらったの…?もしかしたら診断ミスなのかもしれないしさ…?考えすぎだって…し、死ぬだなんて…』

ギル「正式に言えば…消えるって言った方がいいんだろうな…」

『は…?』

まってまってまって

『どうゆうこと…?』


ギル「俺さ…国…なんだ」

『…え?』

ギル「変なこといってんのは自分でもわかる。でも、事実なんだよ」

…は…?いや、国…?

ぐるぐると頭の中が混乱する

さっきまで感じていた寒さなんて忘れてしまってた

ギル「んで…俺はもう何年何百年生きてきたんだ。いろんな奴と戦って、見送って…」

ギル「俺の本当の名前はさ…“プロイセン”ってゆうんだよ」

プロイセン…?

ギル「知ってるだろ…？」

知らない訳がない

たしか貴方が好きな国だったよね…?

何度も何度も聞かされた

歴史とか、王様の話とか

沢山…

『でもその国って…!』





…滅んでるよね…?



その言葉が出てこなかった


ギル「…」



すべてが…繋がった


でも…


もし…ギルが本当に国だったら…


だとしたら…

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