彼氏がいない歴=年齢の私がW学園に入学!?【ヘタリア】

9day* ページ9

ハン「はぁ!?なんなのその言い方!!女の子に向かって言う言葉かぁ!!ムキーー!!!」
『ハ、ハンガリー落ち着いて…』
ハン「でも捨てられてるなんて言い方ってもんがあるじゃないの!!」
『そ、そうだけど…アイス君が言うことが正しいんだし…』
リト「Aちゃんは優しすぎるんだよ」
ポー「アイスってやつについて口動かさないで手ぇ動かせだしー」

みんなわーわー言いながらロケットを探してくれている

正門の前の花壇、正門と壁の間の隙間、細かい所まで探してもロケットはてでこない

ハン「それにしても…みつからないわねぇ〜…」
ハンガリーはアイス君に対しての怒りを隠しきれない状態で花壇に生えている花を優しく掻き分けながら探してくれている

『…ふぅ…』
もうそろそろチャイムがなりそう…

『みんな、ありがとう。もうチャイムが鳴るから教室もどろ…?』

本当に捨てられたのかな…?

みんなを初日から遅刻させるのは悪かったから一旦教室に戻ることにした

リト「……」

担任「それじゃあプリントを配るので自習をしていてください」

先生がプリントを配り、前の人が後ろにまわす

私の前の席はアイス君…

き、気まじぃぃ…

アイス「…はい」

『あ、ありがとうございます』

真顔で渡してきたよこの子…

いや、満面の笑みで渡されてもいろいろ困るんだけどね

なんにも成果なしで初日が終わろうとしていた

ハン「ねぇ、どこで落としたか思い出せないの?」

『う〜ん…香港さんに引きずり込まれた時に落ちたことしかわかんない…』

リト「はやく見つかるといいね」

ポー「見つかるとじゃなくて見つけるんだしー」

『ありがとう…』

配られた教材をリュックサックに入れ、帰りの用意をしながら私はみんなに笑いかけた

ハン「あ、話変わるんだけどAって寮に入るの?それとも家から通うの?」
『んー…考え中』

ハン「考え中って…もう帰るのよ?」
『親とまだ話し合ってないんだ、私は寮のほうが楽だからいいけど』

リト「寮にしなよ。結構楽だよ?学校の隣にあるし、遅刻しないよ?」
ポー「これウソだかんな?俺遅刻したからな?
リト「いや、いくら隣にあるからってずっと寝てたら遅刻するよ…」
『今日は帰って親と話し合うよ』
ハン「そうね♪よし!さぁ、ロケット探すわよ!?」

「『おー!!』」

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