【ヘタリア】ヘタニア国物語

迷った先で４　†Green† ページ46

？：なんとか大丈夫だったようですね。

そう言いながら手を離す。

A：ぷはぁ…

？：あ…す、すみませんでした…。非常時だったとはいえ、手荒なまねをしてしまいました。

A：そ、そんな！いいんですよ！？
あたしこそ…状況を知らなかったとはいえ、暴れてしまってごめんなさい…。
助けてくれてありがとうございます《ﾆｺｯ》

自分がこの人に殺されるのではないかと思ったことが急に恥ずかしくなった。

こんなにいい人なのに…。

A：でも、何で助けてくれたのですか？だってあなたは…

？：はい。赤の国の者です。

やはりそうだった。

だとしたら、なぜあたしなんかを助けたのだろう？

彼とあたしは敵同士。

普通ならあたしを捕まえる、または殺すはずだ。

？：しかし、私は貴女の敵であって、敵ではありません。

A：えっ？

『敵であって、敵ではない』

何だかわけがわからなくなってきた。

普通に考えれば敵。

しかし、なぜ敵ではないのだろう？

菊：私の名は本田菊。貴女の名前も教えていただけませんか？

A：あ…はい。あたしはA・ローゼム…です。

菊：では聞きます、Aさん。貴女は道に迷っているといいましたよね？と、いうことは帰り方が分からない…と言うことになりますね？

A：は、はい。

菊：ではどのようにしてここへいらしたのですか？

A：そ、それは瞬間移動で…。…ん？瞬間移動…って、あぁぁぁぁぁ！！？

菊：帰り方、分かったようですね。

そうだ。

あたしは瞬間移動でここへやってきた。

着いた土地が見知らぬ場であっても、帰りたい場所がはっきりしていれば戻ることは可能だ。

何で思いつかなかったのだろう…。

A：ありがとうございます…。なんかあたし、バカみたい…。

菊：そんな事ありませんよ。自分で帰り方見つけたじゃないですか。
本当に良かったです。《ﾆｺｯ》

そう言って優しく微笑む菊さん。

その笑顔にドキッとしてしまう///

何だろう…この気持ち…

　―――――

＊作者より＊

や、やっと立った…

他の子が恋愛フラグ立ってる中で主人公が立たないのはダメですもんねｗ

この４人はそれぞれ恋愛フラグ立ちます!!

あとはウォーシャンですね…

まぁ、初期から決まってるんですけど←

迷った先で５　†Green†→←迷った先で３　†Green†

• 金　運: ★☆☆☆☆
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