デートという名の ページ17
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(ホークスside)
『ね、これ可愛くない？』
「………欲しいの？」
ん〜？とニコニコしながらあざとい顔を向けてくる彼女
未だに、俺はこの銀髪彼女の名前を知らない。
綺麗なその髪を耳にかけ、高額なブランドピアスを添えては
『どう？』と上目遣いで見つめられる。
「可愛いけど…いや別に買ってあげるけどさ、
爆買いしすぎじゃない？1人の時でもそんなに買うの？」
『可愛いものには目がなくてさぁ』
クスクスと笑う彼女がまた可愛い。
そんな彼女の隣で俺は今、絶賛カモ状態。
数枚の剛翼に今日回ったショップの大量の紙袋を持たせ、
彼女が欲しがるピアスの購入手続きを進める。
シルバーのブランドロゴマークに、綺麗なパール。
彼女の買い物に付き合わされて
そこまで興味もなかったはずのブランドに
少しずつ詳しくなってきとる自分がいる…
「22歳にしてキャバ嬢にカモかれる男たちの気持ちを
体験することになるとは」
『私キャバ嬢じゃないし』
「じゃあ何しとるの？」
『それは秘密〜』
彼女とこうやってデートという名のパシリに遭うのは
もう割と回数を重ねている。
それなのにマジでプロフィールを教えてくれない。
そんな女の子に付き合い続ける俺も大概阿保なんだけど
『わーい可愛いありがと！ねぇつけてつけて！』
買ったピアスを早速取り出しては
わくわくした無邪気な女の子みたいに耳を出して
俺にピアスをつけさせた。
『ん…つけれた？』
「うん」
『可愛い？』
「ばり可愛い」
『ふふ、ばり嬉しか』
「福岡県民でもないくせに」
『んー真似してみた』
『合っとーと？』なんてまた至近距離でずるい顔。
何も教えてくれないくせに、距離は近い。
「いつになったら俺に興味持ってくれる？」
『さぁ？』
「意地悪」
『虐めてるから』
ニシシ、と悪戯っぽく笑うそんな顔にすら
心臓掴まれちゃって、嫌いになれない。
別に今まで美人と付き合ってきたこともあったのになぁ…
なんかこの子好き。顔は第一に好きなんだけど、
関われば関わるほどこの子自身が気になる。
『お腹空いた。ご飯行こ？』
「何食べたい？」
『回らない鮨』
「俺この関係続けてたら数年後破産する」
『おーしろしろ』
ほんと酷い女。
いっそこの子が敵だったら
諦め切れるのになぁ、なんて。
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sana＊(プロフ) - 沼さん» 長い間お待たせしてすみませんなんとか早めに更新できるよう頑張ります！！🥺🥺 (10月25日 12時) (
レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 姫さん» ほんっっとうにすみませんなんとか時間作って続き更新しますね😭😭🙏 (10月25日 12時) (レス) @page23 id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
沼 - 続きが気になります……！！ (10月4日 4時) (レス) @page23 id: 6b30814409 (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - えぇー！どうなっちゃうの？最近更新ないけど大丈夫ですか？無理せず頑張ってください！！ (9月17日 14時) (レス) @page23 id: 803f158600 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - これはお咲さんさん» うわぁあああありがとうございます！😭💖更新頑張ります！😭💪 (2022年11月21日 10時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2022年6月14日 18時
