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相澤side
A｢うん。僕、うさぎみたいって言われたんだ。
それ言ってくれたの好きな人で、好きな人から言われた言葉だから、これがいいって思った。｣
相澤｢…｣
職員室に戻ると、ミッドナイトさんとマイクが楽しそうに話していた。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢ねー、あの子にも青春が来たなんて…痺れちゃう！｣
ﾏｲｸ｢おっ、イレイザー！お前のクラスの神崎！好きなやついるんだってな！｣
相澤｢は？｣
ﾏｲｸ｢だって、ヒーロー名、好きなやつから言われた言葉をつけたんだろ？
よく言い合いしてるから、爆豪かな。｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢そうねぇ。その線が、1番かも！｣
相澤｢はぁ…くだらない。｣
ﾏｲｸ｢んだよ。イレイザーは、興味ねぇのか？｣
相澤｢…ない。｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢イレイザーは、恋愛なんて興味なさそうだもんね。｣
相澤｢…はい。｣
席に着き、頭に浮かぶのは、動物園での神崎の笑顔。
あいつ、学校で見た事ねぇ笑顔で。
A｢僕、相澤が好き。｣
体育祭の開始前を思い出す。
相澤｢…好き、か。｣
声に出した途端、身分の差に心を傷める。
俺は教師、あいつは生徒。
…絶対結ばれない。
相澤side終了
そして、職場体験当日。
相澤｢全員、コスチューム持ったな。本来なら、公共の場じゃ着用禁止の身だ。落としたりするなよ。｣
芦戸｢は〜い！｣
相澤｢伸ばすな！芦戸。はい、だ。｣
芦戸｢はい…｣
相澤｢くれぐれも体験先のヒーローに失礼のないように。じゃあ行け。｣
皆｢はい！｣
みんなが体験先に向かう中、僕は相澤のそばにいた。
相澤｢さてと、行くか。｣
A｢うん。｣
僕の体験先は、イレイザーヘッド…相澤のところだ。
数日前
相澤｢俺の？｣
A｢うん。｣
相澤｢お前はもっと上の事務所から指名が来てたはずだ。｣
A｢それでも、相澤のとこがいい。お願い。私情は挟まない。｣
相澤｢…分かった。｣
学校に戻ると、早速訓練を受ける。
ﾄﾞｻｯ…
A｢はぁはぁ…｣
相澤｢よし、今日はここまでにしよう。｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年1月30日 1時
