ことわっちゃったの？ ページ11
深夜に店に来い！
「はい…」
「ほんとに？…ほんとにAちゃんそんな事言ったの？深夜に来い…って」
「なのに僕…あっさりことわってしまって…ああ！やっぱり疲れてたんです！頭が働かなかった！」
「ことわった？！なんで？！チャンミン馬鹿？！」
「馬鹿ですよね？…あー！馬鹿だ僕！」
深夜ってあれだよな…あれがあれで…
僕が行かない間になにがあったんだ？
もうお付き合いって言うよりそんな関係に？！
チャンミン…ヒョンびっくりだよ…
大人になったんだね…
「あのーだったらさ…やっぱ行くって言えば…
僕前に…行くなって言っちゃったけどそのそういう話なら…あ…仕事に支障が出ない程度に…」
「あー！！馬鹿！僕の馬鹿者！」
「軽くすます程度に…って僕なに言ってんだろ…
いや適当に切り上げて…じゃないや…えっと…」
「いまさら深夜営業してくれなんて言えません！」
深夜営業？なに言ってんだこいつ。
でもAちゃん案外積極的なんだな…
そんなタイプに見えなかったんだけど…
チャンミンも馬鹿だよなー…僕なら彼女からの誘いとか絶対ことわったりしないもん。
なんだろ？経験なさすぎとか？
明日の仕事に差し支えるから？…いやいやいや
チャンミンに限ってそんなんじゃないよねー
あ、そっちに自信がない？…
あーだからついことわった？
…ないよな…こいつ結構ガツガツしてるからそんなの関係ないよ…絶対後先考えずやっちゃうよな…
「でもさ今日深夜に仕事終わらないよ？
朝までかかるし。どのみち無理だったかも。」
まぁ僕ならなんとか抜け出すけどな。
お腹痛いとか言って。
「今日？いや今日どうこうじゃないです。」
「はい？…今日の話じゃないの？」
なんだよーなら全然いいじゃん！
後で連絡すればいいだけじゃない？なんでこんなに騒いでんの？やっぱ行くー！ってそれだけの話
「後で連絡しときなよ。で、
いくって言ったら？解決じゃん。」
「いまさら？！無理だ！
そんな見苦しいことできません！
さらっとことわっちゃったのに…
やっぱり気が変わりました、とかそんな事言えるわけない！カッコ悪いです！！」
「えー…もったいない…カッコ悪いくらい我慢しなよー…僕ならそんなの全然平気だけど…」
「ヒョンとは違うんです！僕のイメージが壊れるじゃないですか！！僕はスマートでエレガントな雰囲気で売ってるんです！！」
いや…たぶんファンはそう見てないけどね…
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年1月5日 23時
