願いが1つ、叶うなら【名前変換オリジナル】

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「み、見せあうって…私そんな大したもの書けないし…」







今まで、ノートにササッと書いてきた
何も価値がない小説を誰かに見せる事なんて…









恭介「そんなの関係ない、仁科さんの見ている世界…僕にも見せてよ」








私の視線を奪っていく
そんな言葉が似合ってしまう、先生はやっぱり
かっこよくて…






「…分かりました。」




恭介「じゃあ1週間後、短編小説を書いて持ってくる事！」


「テーマとかって決めますか？」







小説にも色々ジャンルがある。
私は自分の体験談とか、価値観を書くものが多いから
その他自信が無い





恭介「じゃあ、ファンタジーとか！」



「ファンタジー」





書いたことがない…異世界の物語は
私は見るのも苦手だ。





恭介「じゃあ楽しみにしてるよ」






先生は花壇から去っていった。
不思議な気持ちになった。







サクラソウの花が綺麗に咲いているこの季節
私と先生に約束ができた。
この約束が、自分にとって




新しい感情に気付かせることに
この時の私は気づいていない









先生、私はこの時も

ちゃんとできているのでしょうか

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