願いが1つ、叶うなら【名前変換オリジナル】

35 ページ35

「そ、そう言う理奈ちゃんは好きな人いるの？」



理奈「あー、いるよ」


「え！？誰だろう」





理奈「ていうか…彼氏いるんだ」






「…え、えええええええええ！！！」





理奈ちゃん彼氏いたんだ！ま、まぁ可愛いしモテるだろうとは思っていたけど
大人だな〜…






「す、すごい…ちょっと羨ましいかも」


理奈「隣のクラスの子なの、楽しいよ…毎日優しくしてくれるし」







理奈ちゃん…幸せそう




理奈「…恋っていいよね、やっぱり私も彼氏に優しくしてもらっているから私も友達には優しくしようって思えるんだ。」




「…素敵だね」







確かに私もそうだった。

先生に少しでも近づける私でありたくて、自分を変えたくて戦ってきたんだ。







「…恋って、人を素敵にできる魔法みたい」



理奈「麻世ちゃんも最近変わった気がしたもん、やっぱり恋の力なんだ！」



「…う、うん/////」








こうやって好きな人の話をしたり、お買い物したり話したり…普通の女の子がやっていることって
こんなに素敵な事だったんだ。







理奈「じゃあ、また明日！」




「ばいばい！理奈ちゃん」









私は家に向かって歩き出した。
今日行ったショッピングモールは家とは反対方向だった為、徒歩で帰ると少し長い道のりだ。







でも今日の思い出で、楽しかった思い出で

私はやって行けるかも…









風花「…仁科さん」









「…七瀬…さん」






部活終わりの七瀬さんとばったり出くわしてしまった。

36→←34

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す