・・・・・潰しても、いいですか？

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ただ今、カラオケのシ〇ックスなう。






あ、もちろんくろちゃんもいるよ。





「あ、タピオカジュースだ。」





って電話で呟いたら来た。





タピオカ、恐るべし。





そして5分と立たず来るくろちゃんも恐ろしい・・・。





でも、もっと恐ろしいのは・・・





私の不運。





いまねー、ちょうどカラオケついたんだー。





中に王子いる気がするんだー。





麻鈴もいる気がするんだー。





毎年おみくじが大凶の自分をここまで呪ったことはない気がするんだー。





うらたんもいる気がするんだー。





さっさと逃げたいんだー。





くろちゃんが横で「タピオカ・・・」ってつぶやいてるんだー。





・・・どうしよう。





うん。私の命日は今日だね。





帰ったらくろちゃんのタピオカの恨みが恐ろしいし、





中に入ったら麻鈴が気づくor王子が気づく。





分かってんのは一つ。





私になす術はなし！






ならば！





開き直るしかあるまい！





っつーことで無視していきまーす。





せっかく来たし、歌いたいもんね。






「あれ？沙羅ちゃん？」





秒で気づかれたし。





レーダーでもついてるんすか？





そして一ノ瀬、あんたに名前呼びを許可した覚えはないんですけど。






ほら！みんな気づいたじゃん！







麻鈴にらんでるよ！？






そっちに視線を移すと慌てたように笑顔になる。





おえー。香水のにおいやベー・・・。





みんな鼻大丈夫なのかな。





「ほ、ほんとだぁ！沙羅ちゃぁん、どぉしたのぉ？こんなところで会えるなんてぇ、奇遇だねぇ！」





歌いに来たに決まってんでしょ。





それ以外に何の用事があるっての？





「そうだねー、奇遇だねー。」





おーこわ。








顔は笑ってるけど目がめちゃムチャ怖いでゴザイマスデス。






マジで怖いんですけど。






私の体もう穴あきまくってるよ？






発泡スチロール並みのやわらかさなんで。






っつーかあんたにかまってる暇はないんですー。





私、忙しーんですー。





ってことでさよーなら。





さよう・・・なら・・・



・・・進めないんですけど。






・






・






・






またあんたかい。






一ノ瀬。






「せっかくだし、一緒に歌わない？」







は？






え、やだし。

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