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それから、上のほうで声がした。






「大丈夫?こけそうだったけど・・・とっさに抱き留めた。ごめんね。」






・・・すんませんした。






めっちゃ紳士やん!






さて。





どう返事をしたものか。






ここは「いい子」でいたほうがいいよね。






ついでに仲間に引き入れたり…ってできるわけないか。






「ちょっと、彼方さ〜ん!置いてかないでくださいよ!いきなり走り出してどうした……って、あ。」





まだ私を抱いたままの一ノ瀬と、それから抱かれたままの私を見て、みるみる顔を赤くして固まる男子生徒A.





「〜〜〜〜〜っ!ごめんなさいっ!僕は何も見てないですっ!」






と言って顔を背ける。






いや、思いっきし見てたやん。






なに言っとんの?






いや、可愛いけど。







と考えつつ、はっとする。







「ごめんなさいっ!ありがとうございました!」







と言ってするりと一ノ瀬の腕から抜けて、歩き出す。・・・はずだった。







支えられて立っていたからか、体がノートの重みに耐えきれなくなってまたふらっとする。







うわっ、あっぶな・・・今度こそ、痛いよね。







また目をつぶる。







「ちょっ・・・あぶなっ!」





また誰かに支えられた。いや、抱き留められた。





もう・・・なんできちんと立てないかな。





恥ずかしいんですけど。




もう、泣きたい。

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俺はイケメンだ - やばい。他の小説はうらたんとさかたんしか、出さないのに、志麻君とセンラさん出していてまじ面白い (2017年12月28日 13時) (レス) id: 7b86c428b6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラパン(プロフ) - ユザメ。さん» おほほほほ((なにこれ言葉が年増のおばさんじゃんw (2017年12月28日 10時) (レス) id: 53173d8f50 (このIDを非表示/違反報告)
ユザメ。 - サクラパンさん» あら、私もお若いですわよ(( (2017年12月28日 9時) (レス) id: 87b2375862 (このIDを非表示/違反報告)
サクラパン(プロフ) - ユザメ。さん» あら、私はまだ若いわよ奥様(( (2017年12月27日 15時) (レス) id: 85c6b6e875 (このIDを非表示/違反報告)
ユザメ。 - サクラパンさん» あら、レスになってなかったわ奥様(( (2017年12月27日 14時) (レス) id: 87b2375862 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラパン | 作者ホームページ:tp://  
作成日時:2017年10月26日 17時

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