身代わりの彼女【木兎 光太郎】

思い溢れて ページ26

「…登録できた…有栖さん、手のひらだして」




『え？はい』

有栖さんの髪に付いてる桜を取って有栖さんの手のひらに乗せた



『あ、桜ついてた？(笑)
木兎君…？ななに？／／そんなに見ないで…あ！まだなにか付いてる？』


有栖さんの瞳が潤んで頬は桜みたいにピンク色でかわいくてかわいくて
俺は有栖さんから目が離せなくて




俺は有栖さんの手を両手で包んだ



「有栖さんはさっき八方美人で言ったけど、 誰にでも優しくできるなんてすげーことだと思う！！

俺はどっちかっつーと、自分のことばかりになっちゃってみんなに迷惑かけるから…
俺、そういう優しいとことにかくすげーと思うぞ！！」



『ありがとう…なに？また泣かせる気(笑)
でも木兎君みたいになりたいなって思っちゃうよ』

全部全部俺のものにずっと俺のもになれば良いのに



「なら俺の側にいて、俺のことずっと見とけば良い！」



『えっ？それって…』

俺はまた有栖さんの小さな手を強く包みなおした




「有栖さんずっと好きでした！！俺と結婚してください！！！」




えっ？＿＿えぇえ！？

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