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鬼が出ると噂のこの街は見た目は至って普通で、平和そうだった。見た目は、だ。
私の目にはあちこちに処理しきれていない魂達が町中をふよふよと浮かんで彷徨っていた。どーしよっかな、
『うーーん、、、ま、しかないか!炭治郎、私鬼の被害にあった人たちの魂の回収してくる。鬼の捜査の方は頼んだ。夜にまた会おう』
「たくさんいるのか?」
『まぁ、少なくはないかな』
「わかった。よろしく頼むよ」
『うん!任せなさい!!』
炭治郎と別れて1番近くで浮いていた魂を掴む。
名前、サイトウコトコ。16になったばかりか。自室で寝ていたところ鬼に拉致され、喰われた、と。
次、コバヤシハナエ。この子も16になったばかりか。恋人との逢瀬中に鬼に拉致され、喰われた、と。次、タナカサトコこの子も16。狙ったようにしか見えないな…
この子も恋人との逢瀬中にか、
全員女の子ってことと、16歳ぐらいの子しか殺してない、食べてない、と見るとかなりの偏食家。趣味悪いな、、今日以降こな時鬼の被害がないように今夜片付けられるといいけど。
だいぶ数は減った。一息吐こうと手に持っていた手帳と筆をしまって伸びをする。
「信じる!信じますよ!!」
炭治郎の大きな声が聞こえた。いい情報見つけたのかなって思って声がした方に振り向くととそには地面に四つん這いになって、鼻をヒクヒク動かして匂いをたどっている。
それは犯人の匂いを辿る警察犬のようで、思わず吹き出してしまった。
炭治郎の近くに立っている青年も若干どころかかなり引いてるようだった。
『え?何やってんのw?犬?wwww鼻がきくからってそれはww』
「あ!A!地面から鬼の匂いがするから辿ってるんだただ匂いが斑で…」
『wwだからってwそれはほんとやばいよ、周りの目とか全く気にしない系?』
「? そういえば!A、この人は和巳さんで、逢瀬中に恋人の里子さんが鬼に攫われてしまったらしいんだ。なにか鬼の情報は掴めたか?」
『ふーん。あーね。そういう感じね。うん、今のでもっと信憑性出たわ。
まず、鬼は16歳くらいの年頃の女の子を狙ってる。みんな一人で寝てる時とか恋人といる時、まあ当たり前だけど夜道を歩いてる時ね。んで、そん時に地面に引き摺り込まれる』
「じゃ、じゃあ里子さんも…地面に引き摺り込まれて、そうやって攫われたっていうのか」
『うん。同じ鬼の所為ならそうなもね』
「…っ……」
「まだ間に合うかもしれない、鬼を探そう」
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作者です - 廣岡唯殿さん» 頑張ります!待っててください!! (2022年3月13日 22時) (レス) id: 8d6640189c (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯殿 - 面白い続きが観たい… (2022年3月11日 22時) (レス) @page34 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Δ | 作成日時:2021年12月31日 11時