不安と焦り（TH side） ページ37
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TH side
泣きじゃくるジョングクから話を聞いた俺は言葉が出なくて。
ジョングクはそんな俺を見て
" ごめんなさい、ヒョン、ごめんなさい "
と言ってまた泣く。
TH「 本当に、Aさんがそう言ったの？ 」
JK「 ……ごめんなさい、おれが、よけいなこと、して、だから…… 」
もう会わない って、どういうこと？
なんで？どうしてそうなるの？
頭の中には疑問符しかなくて、Aさんと過ごした時間が走馬灯のようにぐるぐると駆け巡る。
俺は走ってリビングに戻り、テーブルに置きっぱなしだったスマホでAさんに電話をかけた。
だけどそれは1度も繋がることはなくて。
かけては切って、メッセージ送って、かけては切って、って繰り返していても既読すらつかない。
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2時間は経っただろうか。
心臓がバクバクして痛い。
JM「 ……テヒョンア、なんかあった？ 」
ジミンは心配そうに隣に座り、俺の顔を覗き込んでくる。
TH「 ……なんも……、……あ……、 」
祈るようにスマホを頭に当てて待ってても通知はこなくて、ふと部屋に置いてきてしまったジョングクのことを思い出す。
TH「 ……ジョングギの、……ジョングギのとこ行ったげて 」
JM「 ……でも、 」
TH「 おれは大丈夫だから 」
そう言って顔を上げてジミンを見る。
だけど、そうするとなぜか強ばっていた表情が一気に崩れてしまって
ずっと我慢していたらしい気持ちが涙になって溢れ出てきた。
JM「 ……目の前で泣いてる友達置いて行けるわけないじゃん 」
そんなこと言われると余計に止まらなくて。
ジミンは俺の背中に手をおいて、
" 大丈夫じゃないんだから、大丈夫だなんて言わないで "
なんて言う。
TH「 ……だいじょうぶ、じゃ、ない 」
今はただただ不安で心臓がいたくて、
もう彼女と会えないなんて実感はまだ湧かなくて、
こうしてスマホを握りしめてたらいつものように返信がくるんじゃないかって、
そのうちまたすぐ会えるんじゃないかって、
そんな風に考えることしかできない。
だけど、そんな期待をしても待っているのはきっと最悪の結末で、
それを想像すると目の前が真っ暗になる。
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まこ(プロフ) - ゆーみさん» 不定期で申し訳ないです（ ; ; ）続編でもよろしくお願いします！ (2021年5月5日 3時) (
レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 杏奈さん» ありがとうございます！！（ ; ; ）今後もぜひ見守ってください！（ ; ; ） (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - riyaさん» わ〜〜いつもありがとうございます（ ; ; ）続編でもよろしくお願いします！ (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます（ ; ; ）すっごく嬉しいです……！ご期待に沿えるよう努力します！ (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 更新楽しみにしています！！ (2021年4月27日 9時) (レス) id: 7ed0007cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ
| 作成日時：2021年1月16日 19時
