仕事開始！�� ページ12
煉獄さんの後ろを再びついて行くと、ある部屋の前に案内された。
杏｢ここが今日から君の部屋だ。好きに使うといい。｣
煉獄さんが戸を開いてくれると、そこには机と椅子、空きのある本棚、ベットと日当たりいい窓があった。
『こんないいお部屋に……！いいんでしょうか、私なんかが……』
ベットなど、使ったことが1度もない。1人で使うには勿体なさすぎる。
杏｢何の問題もない！和室にベットとは異様だが貰い物でな！さ、中に入るといい｣
ひぇぇと言葉を出しながら部屋に入ると後ろの方でクスリと笑う煉獄さんの声が聞こえた。
だって、本当にひぇぇとしか言いようがないんだもの。
ーーまずはベットに腰を掛けてみる。
『！！！！』
なんだこの弾力は！凄い！はじめてだ！
ーーこの驚きと胸の高鳴りが表情にでてしまっていたようで、チラッと煉獄さんの方に目をやるとニコニコとしてこちらを見ているのに気付いた。
杏｢喜んでくれて何よりだ！｣
『至れり尽くせりすぎです……』
杏｢これからはこちらが世話になるからな！宜しく頼むぞ！A！｣
『はい！精一杯頑張らせていただきます！』
杏｢あまり気負い過ぎぬようにな。｣
ポンと方に手を当てて、優しい笑顔ではにかんでくれる煉獄さんに思わず見とれてしまった。
杏｢先程、千寿郎から仕事について話してもらうと言ったがよくよく考えるとお互い十分に眠っていないな！今日はこのまま休むことにしよう！｣
『あ、そう…です……ね？』
ーーそういえば今日は眠っていないことを思い出すと眠気が急に襲ってきた。なんて単純なんだ。
杏｢千寿郎も気苦労をかけたから休めていないだろう！昼過ぎまで皆休むとしよう！私も風呂に入ったら寝る！｣
『はい！わかりました！』
杏｢ちなみに俺の部屋は隣だから、何か困ったことがあれば訪ねてくるといい！では！｣
パタンと戸を閉めて煉獄さんは廊下の奥へと居なくなっていった。
見ていた戸へ背を向けて窓際へと進み窓を開ける。外はすっかりと日が登っていて、太陽の光で枝に積もっていた雪が溶け雫が音を立てて落ちていた。
ーー昨日の今頃の環境とは一変して真逆のような生活がいきなり始まることに正直心がついていっていない。
だけども、いつまでもくよくよと前に進まないのは私の性分じゃない、と太陽を見上げ、拳をギュッと握った。
『……よし。少し寝るか』
巻いていた帯だけをとり、ベットへ横になった。
『うわ、ふかふかだ。』
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シレン(プロフ) - Lastさん» ご指摘ありがとうございます！いやいや、お恥ずかしい！！すぐ治します！！ (2020年11月1日 1時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - この作品いつも読んでます！！ただいま�，覇�輪刀が日輪等になってましたよ。これからも投稿頑張って下さい！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 7e2a5ee326 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！くっつくまでの過程が大好物です！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - 焦ったい…大好物です！！！ (2020年10月31日 21時) (レス) id: 857d9d8983 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2020年10月30日 14時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シレン | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16108143
作成日時：2020年10月26日 3時
