胸いっぱい�� ページ16
『煉獄さん…』
｢さ！行くぞ！腹が減った！｣
と、私の手を引いて食卓へと連れて行かれる。ーー手伝いの身である私も一緒に食べてよかったのかと遠慮していたので驚いた。
テーブルには端から端まで作った料理が並べられていて、千寿郎君が既に三人分の茶碗に炊き込みご飯をよそっていた。
それと、お盆に1人分の料理を移していた。ーーお父様へ持っていく分だろうか。まだ、煉獄家の父がどこにいて何をしているかは聞かされていない。
杏｢いただきます！｣
『はい！いただきます！』
千｢先に召し上がっていてください！父上に持って行ってからすぐに私も来ますね！｣
杏｢うむ！頼んだ！｣
煉獄さんは箸をとり、味噌汁を口に含む。……ど、どうだろう。お口に合うだろうか？と恐る恐る観察していると。
｢わっしょい！！！！！｣
『！！！！』
わっしょい？！
ーー次々と料理を勢い良く食べていることから、どうやら口にあったようだ。それを見て胸を撫で下ろす。
｢うまい！うまい！｣
『わぁ、よかったです〜』
幾分かして千寿郎君も戻り、兄の食べている姿を見てニコリと微笑んでいる。私も箸をすすめ3人で賑やかに食卓を囲んだ。
千｢兄上、おいしいですね｣
杏｢うむ！最高にうまい！｣
もごもごと喋る煉獄さんが可愛くて、にんまりと微笑んだ。
千｢Aさんお料理が上手です！｣
『千寿郎君のおかげだよ、2人で作ったんだもんねー！』
杏｢うまい！｣
こんなに、うまいうまいと食べてくれると作りがいがかなりある。それにしても凄い勢いで食べていくのを見て、この人は大食らいなのだと理解できた。次から作る量を覚えれた。
食事が終わり、後片付けをしていると煉獄さんが調理場に入ってきた。
『あれ？休まれてないんですか？』
洗い物で濡れた手を拭きながら煉獄さんの方へ向くと、寝巻きを着ていると思いきや出会った時と同じ隊服と羽織を着ていた。
｢これから任務に行ってくる！｣
『これから？！』
｢鬼は夜にでるからな！鬼殺隊の主な活動時間は夜中となっている！｣
『そっか……そうでしたね』と、昨日の出来事も夜に起こったということを思い出す。
日中も鍛錬をし夜中に鬼狩りをするとなると煉獄さんはいつ身体を休めているのかと心配になる。
｢案ずるな！これが俺の日常だ！｣
『無事に帰ってきて下さい…』
｢朝方には戻る！ちゃんと寝るのだぞ！｣
と、言い残して煉獄さんは家を後にした。
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シレン(プロフ) - Lastさん» ご指摘ありがとうございます！いやいや、お恥ずかしい！！すぐ治します！！ (2020年11月1日 1時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - この作品いつも読んでます！！ただいま�，覇�輪刀が日輪等になってましたよ。これからも投稿頑張って下さい！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 7e2a5ee326 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！くっつくまでの過程が大好物です！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - 焦ったい…大好物です！！！ (2020年10月31日 21時) (レス) id: 857d9d8983 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2020年10月30日 14時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シレン | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16108143
作成日時：2020年10月26日 3時
