ゲゲゲの鬼太郎6期 短編集*

〃 ページ8

｢鬼太郎、先に入って来てもいいよ？｣

｢いや、Aとまなが先でいい。レディファースト
｣


おっと。鬼太郎の口からそんな言葉が出てくるとは。意外に紳士的か？


｢じゃあ、お言葉に甘えて。A、行こう？｣

｢ん？あ、うん。じゃーね！｣


そんなこんなで脱衣所へ来た。

あ、やばい。さっきのトランプ、片付けるの忘れた。


まあもう服脱いじゃったし、いいよね！←(よくない)


さぁーお風呂入りましょ…



ガラッ

ドアの開く音。え？


｢A！このトランプ、誰が片付け......すみませんでした」

ガン！というドアの閉まる音。



みられたよ。鬼太郎にはだぁかぁ←


見られたよ。(ふざけてる場合じゃないか.......)

｢いぎゃあああああ！！！！！｣

子泣き爺さん並の声が出た。もう私放心状態。

するとまながお風呂のドアを開けてこう言った。


｢えっ？Aどうしたの。｣


｢まっままままなぁ！見られちゃったよ！！｣


｢ん？ なにを？｣


分かれよ、まな！

｢きっきっ、鬼太郎に、｣


するとまなは、｢ああ！｣という顔をして、こう言ったのだった。


｢もしかして.......鬼太郎に、裸、見られた？｣


もう声に出す気力もない…

だから私は思いっきり頭を縦に振った。



｢あちゃー、ご愁傷様

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