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自分は人よりも独占欲が強いのかもしれない
そう思い始めたのは中学2年生の頃
幼稚園の頃から同じ場所に通っていた子
特別仲がよかったわけではなかったその子と趣味で意気投合
休みの日に遠くまで遊びに行くくらい仲良くなった
あまり人に好かれない私と違い、その子は誰からも好かれていつも中心にいた
それが段々と苦しくなっていった
その子はネットでも多くの人に囲まれていた
段々と負の感情で心が埋まっていった
それから先は地獄のような日々だった
その子と話すのも会うのも、姿を見ることさえ苦しくて辛くなっていった
そんなある日のこと
私は耐えきれなくなり、その子のSNSをブロックしてしまった
それがきっかけとなり関係は一気に悪くなった
当たり前のことだ
そんなことになっても私はその子が描いてくれた画像を使っていた
もしかしたら関係を戻すきっかけになってくれるかもしれないと信じて
今思うと相手をさらに怒らせたきっかけだったのかもしれない
その子から個人チャットが来た
「その画像使うのやめてくれない？」
そう言われた
私は今までの人生の中で一番後悔したと思う
そこからは延々と逃げる生活
少しずつ行けるようになっていた学校も行けなくなった
卒業式も出席しなかった
高校に入ったら何か変われるかもしれない
そんな期待を持って高校に進学することを決めた
出だしは好調だった
それも長続きはしなかった
後悔する毎日
私は覚悟を決めた
このままではだめだ
私はその子に謝ることにした
自己満足で終わってもいい、失敗してもいい
どうしても今までの行いを謝りたかった
罪悪感を、負の感情を消し去りたかっただけなのかもしれない
それでも謝らずにはいられなかった
結論から言うとその子は仲直りをしてくれた
私のした事は決して許されることではない
独占欲が生んでしまった負の連鎖
私は一生、永遠に忘れられないだろう
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作者名：御零-mirei- x他1人 | 作成日時：2019年1月20日 1時
