【実況者】恋に落ちる１秒前【短編集】

towaco＊ 臆病者2 ページ49

＊閲覧注意



赤くなって、めをそらした彼はいつも毒舌を吐く彼とはまるで別人で。なんだかおかしくなった。




その夜はいつもさきに寝てる彼がそわそわとソファで私がオフロから出るのを待っていた。「一緒に入ればよかったね」と言うと飲みかけの熱いお茶を一気に飲んで噎せた。




そこから先はあまり覚えていない。そこまで臆病者だと言っていたくせに、それ自体は多分上手かった。らしくない囁きだってそれっぽくて。痛みはほぼ感じなかった気がする。




「A」


「な、に…？この状況で、話しかけ、られたら、ちょっと困る」


「………ありがとうな」



「……いー、え。」




「愛してるよ」


「はは、それは、ずるい…かも。」






朝目が覚めると、彼はもう既に起きていて寝転んだままスマホをいじっていた。メガネ、やっぱ外しててもいいかも。と思いながら横顔をじっと見つめる。




それに気づいたのか、目が合った。




あーそういやとわも私も何も着てないや。布団は掛かってるものの、やっぱり私は露出がかなりすごくて。




彼はぱっと目線を逸らした。



「………お、おは、よぅ」


赤くなった耳。





「………ふへへ、夜と人が違いすぎでしょ」


「うるさいわっ」





はよなんか着ろといつものとわに戻っていて、少し安心した。安心したから、ちょっとだけ二度寝してもいいよね。





「………また寝るんか。……ええよ、ゆっくり寝なや。おやすみ、A」





初めての、おやすみのキス。





ああ、これで大丈夫。
私達はきっともう大丈夫。






(-ω-)

たまにえろいのを書きたくなるのは、欲求不満なのか？？なんだ欲求不満って大人だ、私大人になったんだなあ(違う)

とわさんがちょっとヘタレなのを書きたかっただけです。へへへ


多分こんなtowacoさんは現実に存在していません。

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