13話 ページ15
Aside
クロ「他の3人には罰として窓拭き掃除100枚の刑を命じます!」
「にゃっ!?もとはといえば、ソイツがオレ様たちをバカにしたからいけないんだゾ!」
エース「ええっ!?オレもぉ!?つか、なんでコイツは罰が無いわけ!?」
エースくんはそう言って、親指で僕を指す。
クロ「彼には少々事情がありまして…。とにかく!放課後、大食堂に集合。いいですね。」
エース「へぇ〜い……。」
エースくんは僕をひと睨みしてから、
プイッとそっぽを向いてしまった。
僕もなぜ、学園長さんに呼び出されたかは分からない。
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時は過ぎ放課後。
結局今日は教科書を貰って学園の案内をされただけで、
本格的な授業は明日かららしい。
そして僕は、学園長室へと来ていた。
ノックを3回して、中から返事がしたのを確認して扉を開ける。
『し、失礼しま〜す。A・ラビレスで〜す……。』
恐る恐る扉から顔を覗かせると、
椅子に座っている学園長さんが見える。
クロ「ああ、待っていましたよ。ささ、こちらに座って。」
学園長さんに勧められたソファに座り、
学園長さんは向かいの席に座る。
『ええと、僕が呼び出されたのって……?』
素朴な疑問をぶつけると、
学園長さんは少し考えた素振りを見せて、口を開く。
クロ「…実は、貴方の出身地である、"死の島"について、詳しく聞きたかったのですが…」
よろしいですか?と尋ねてくる学園長さんに、こくりと頷く。
クロ「ああ良かった。死の島についての情報は私も全然知らなくて、機密事項だと思っていたんですよ。」
いの間にか用意していた紅茶を、学園長さんを静かに飲む。
貴方もどうぞ。と言われたので、紅茶を少しだけ口に含む。
紅茶以外の味はしないし、銀のスプーンにも変化はない。
クロ「さて、では死の島について、教えていただいても?」
そこからは、寮長さんに話した内容と同じようなことを伝えた。
クロ「なるほど…。死の島は殺戮の国といって、殺人が認められていると……。」
学園長さんはそう言って、顔を伏せる。
クロ「そんな国が存在するだなんて……殺人は見境なく行われているんですか?」
『んとね〜、一度勝てないと思った相手に攻撃を仕掛ける人はあまりいないかなぁ?』
だってそんなことしたら、自ら死にに行くようなもんだもんねぇ?
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乱無(プロフ) - 初コメ失礼します!! ほんとに僕にあった作品で最高に好きです! リクエストでジェイドさんとの絡みがみたいです!! 採用していただけたらなと思ってます! 迷惑でしたら無視をしていただいて大丈夫です!! 楽しみにしてます!! (8月21日 23時) (レス) @page39 id: 565cbb1531 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!夢主くんのサイコパスさと、あどけのない可愛さが最高に好きです。すぐに殺そうとするとこが尚良き。大好物です、デヘヘ 「一緒に遊ぼう!」とか言いながら武器振り回して追いかける夢主くんとキャラが観たい。 続き楽しみに待ってます! (8月20日 23時) (レス) id: b26d36307f (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 初コメ失礼します!25話目の文章が抜けています。こちら側の不具合かもしれませんが、念の為確認お願いします…! (2023年3月14日 21時) (レス) @page27 id: 1aec65c647 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマヨトマメトマト(プロフ) - さにかんさん» 申し訳ございません、pixivにてこの作品を出す予定はないので、控えていただけると幸いです。 (2023年3月12日 17時) (レス) id: a96fc2539f (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 設定が斬新でとても面白いです!ただ一瞬、「闇落ちしたマイメロ」って単語が頭をよぎってしまった……続き楽しみにしてます!応援してます! (2023年3月10日 12時) (レス) @page20 id: 9991bd595c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月8日 7時