偉大なプリン様 ページ3
琴乃side
緑が生い茂る5月下旬。
爽やかな空気が漂うなか、私は談話室へ足を運ぶ。
最近、溜まりに溜まった書類仕事を一気に片付けていたため肩こりがひどい。あと腰も少し痛む。
だがそんなことはどうでもいい。
なぜ、私が死ぬほど嫌いな書類仕事を文句ひとつ言わずにやっていた。
理由は簡単だ。プリン、そうプリン。
あのとろける食感と甘い風味が待ってると思うと、どんな困難も乗り越えていける。
いや、別に食べ物に目がないというわけではないが甘味、しかも高級なものとなると話が別だ。
あのプリンは外国の有名店のもので、Aが「仕事で関わりがあった」といってお相手さんからもらったものだ。
1人では食べきれないからと2個ももらった。
本当はすぐに食べるつもりだったが、馬鹿廉が「書類を片付けろ」といってプリンはお預けとなってしまった。
ほんとアイツぶち殺してやろうか。
それからプリンを原動力に死ぬ気で書類を終わらせた。
もちろん、寝る間も食事も惜しんでやったため体調や身だしなみは最悪だがプリンのためならどうってことない。
そんな生活をしていき、たった3日で書類を終わらせた。
正直自分でも驚いている。自分が3日間ぶっ続けで書類と向き合えるなんて思っても見なかった。
やはりプリン様は偉大だ。
偉大なプリン様は談話室の冷蔵庫の中に眠っていらっしゃる。
馬鹿廉に見つからないよう、慌ててしまっておいたのだ。
さぁ!偉大なプリン様とのご対面まで
3…2…1!
「プリンちゃぁぁぁぁん!!!!」
「は?」
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ECO(プロフ) - こんにちわ!友達だよ!俺だ!分かるやろ!オレンジの奴終わったら続きもっと頑張れよ(できれば頑張って)。え、終わる?マフィア終わる?一年後でも良いから描いてくれ〜!俺もイラスト描くから! (2022年1月30日 11時) (レス) @page2 id: 75d977e1e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:精神崩壊ハム太郎 | 作成日時:2021年6月12日 14時