【黒バス】壊れればそれだけの事 SECOND【悪男主】

29話 月夜に照らされるのは死神の怪しい微笑み ページ29

今の時間はジャスト12時。ディオから渡された袋を持って部屋から出た
隣の洛山の部屋からは根武谷先輩のいびきが聞こえる

あんなに五月蝿いのに皆が起きないのは、祐里香に頼んだ睡眠薬のおかげ
あんまり入れすぎるといけないからね、ちゃんと量の指摘はしたよ
そうしないといけないから



てっててと、足早に向かったのは水道。そこの柱に防犯カメラを取り付けた
あ、心配はないよ。だって影で見えないから、それに色黒だしね

次に、体育館。そして食堂にトイレ前、これは音声付きね
そして“あるモノ"を仕掛けた
これは絶対に明日、決行される。確信は無いけど、そんな予感がする


全ての物を付け終わり、俺は綺麗に見える月を見上げた


『いいよな、月って
何でも見下してさ。俺もそんな風に見下してさいたいな……』




なんて願望は嘘か誠かは分からない
だが、こんな事を言うのだから本当なのでは？


まぁ、1人で自問自答しても意味無いでしょ
さぁーて、明日はどんな風になるかな？楽しみで仕方ないな
これで救えれば良いんだが……妙な胸騒ぎがするんだが……気のせいか？


まぁ、どっちにしろ失敗は許されない
勝ちたければ騙せ、偽れ、そして嘘を吐き続けろ

そうしないと、誰だっで守れない。だから俺はこんな風に偽って過ごすんだ
さぁ、明日は楽しませて貰うよ？

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