狂い咲けよ、アイの花 【オリジナル】【完結】

花 7 ページ7

中庭に着き、お弁当を広げる


今日はいつもより早起きをして、お弁当を作った。いつもは母が作っているけれど…… 春馬先輩とお付き合いする事になったんだもん！少しは女子っぽい所を見せたいな〜 なんて



「その卵焼き、Aちゃんが作ったの？」

「そ、そうなんです……！ 良かったら1ついります？」

「え、いいの？ ありがとう」




卵焼きを1つ取り、先輩の口元へと運ぶ。俗に言う『あーん』ってやつだろう。ふぁああああ、春馬先輩のまつげってこんなに長いんだ…… 唇も綺麗だし、顔も整って…… あぁ、最高……


なんて考えていると、唇に柔らかい感触がする
目の前を見ると、春馬先輩が目の前にいる。え、ちょ、ま、は、え、う、あ、あああああああああ！！！
わ、私…… 春馬先輩と、き、キスしたぁあああ！！？？




「え、う、あ、あぁ……」

「ごめんね？
あまりにもAちゃんが可愛すぎて…… つい。嫌だった？」

「い、嫌じゃないですぅ……」





顔を手で覆い、春馬先輩に見られないようにする


あぁ…… 今なら天に召されてもいいかもしれない……。こんなに幸せな事って…… 私が考えつく限りでは無いかもしれなぁい！


幸せを噛み締めながら、私は先輩と昼休みを過ごした

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